「ケッ、ケー、ケッ」美声競う 沖縄在来鶏「チャーン」30羽、うるま市で大会
【うるま】沖縄在来の鶏・チャーンの継承や保存意識の高揚を図ろうと、県指定天然記念物チャーン保存委員会(照屋林吉会長)は4日、うるま市あまわりパークで2024年全沖縄チャーン大会を開催した。14人の会員が自慢のチャーン30羽を展示し「ケッ、ケー、ケッ」と特徴的な3音節の美声を競い合った。 ヒナが落ちてきた!→ 「置いておくしかない…」悩んだ末にとった行動、SNSで称賛の声
コロナ禍を経てこの規模での大会開催は久しぶりとなった。来場者には、設置した説明パネルでチャーンの鳴き声の特徴や形態についての会員からの説明も行われた。琉球古典音楽との結びつきも注目されているチャーンの鳴き声が、市内外からの多くの見学者を楽しませた。 大会を開催した照屋会長は「昨年も開催し多くの皆さんに見ていただいたが、残念ながら審査はできなかった。今年は、このように審査もできて多くの人が見に来ていただき、チャーンのことを知ってもらって良かった」と述べた。 会員からチャーンについての説明を受けた女性は「ぜひ、那覇市の首里城や識名園などでも開催し、多くの人に貴重なチャーンのことを知ってもらいたい」と語った。
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