十島フェリー火災で立ち入り監査 九州運輸局、船員らの対応確認
鹿児島県十島村の悪石島沖で昨年12月29日に起きた村営船「フェリーとしま2」の火災で、国土交通省九州運輸局鹿児島運輸支局が12日、船員法に基づき、船を立ち入り監査した。火災の状況や、船員らの対応を確認。違反が見つかれば再発防止策の策定をうながす。 午前10時ごろ、鹿児島港の岸壁に停泊したとしま2に、担当者3人が立ち入った。監査は正午ごろ終わった。 十島村は10日、今月中のとしま2の運航休止を発表。鹿児島市や奄美大島と、十島村の各島を結ぶ唯一の公共交通機関が長期間、運航できない事態となった。同県三島村の村営船などを代わりに運航するが、物資不足など住民の生活に影響が出ている。