G.G.佐藤が「心を読み取られる感じがする」と感じた選手に大引啓次も納得 法政コンビによるぶっちゃけトークも
9月10日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週火曜夜10:00-11:00、BSJapanext<263ch>)。今回のゲストは、西武ライオンズ時代には4番を背負い「キモティーーーッ!」のセリフで人気を博したG.G.佐藤、そして“守備職人”と称された堅実なプレーでオリックス・バッファローズ、北海道日本ハムファイターズ、東京ヤクルトスワローズで活躍した大引啓次だ。“暴走G.G”と“誠実大引”の法政大学出身コンビによるぶっちゃけトークが炸裂した。 【動画】G.G.佐藤がOB戦で見せた全力プレーに、観客から大歓声 ■“天才だと思った選手”に心を読まれていたG.G.佐藤 最初のコーナーは、“球界相関図”。ゲストの人間関係を深掘りして、知られざる相関図を完成させていく。佐藤が“天才だと思った選手”として挙げたのは、ダルビッシュ有投手。 「彼が一番すごいと思ったのは、向き合った瞬間に心を読み取られる感じがする」と不思議な感覚を語る佐藤。たとえばスライダーを狙ったとき、目が合った瞬間に狙いがバレたと感じたそうだ。 佐藤はそんなダルビッシュのエピソードを引き合いに出し、「危険察知能力」に長けている選手だと絶賛。よくよく振り返っても、ダルビッシュは佐藤が狙っているボールは絶対に投げてこなかったと明かした。 MCを務めるビビる大木が「ピッチャーってバッターの目も見てくるんですか?」と尋ねると、佐藤と大引はそろって「目合うよね」「合います」と断言。「ダルビッシュからそれ感じたことない?」と佐藤が大引に尋ねると、「私は怖いなと思って見てました」と当時の心境を語る。ダルビッシュが自分の方に投球フォームを向けてくると「怖い」と思って腰が引けてしまい、アウトコースがとても遠く感じたという。 よほどの脅威だったのか、佐藤から「予告先発 ダルビッシュ有」と出ると「お腹痛いって言いたいっすもん」と笑いを誘うジョークも。MCの上田まりえと大木からは「お願いしますよ」「(闘志が)弱すぎません?」と笑われる一幕も見られた。 続いて大木に「G.G.さんも感覚的には天才肌じゃないですか?」と問われた佐藤は、「結構計算してやってますよ」と笑顔に。「おぉ~~~」とスタジオからは驚きと笑いのどよめきが起き、「準備はしてますけどね、色んな意味で」と照れ笑いをひとつ浮かべる。 「たとえばお立ち台とか、前日から考えて行ったりしますよある程度」と佐藤。翌日が“子どもの日”と気づいたら、子どもの日用のメッセージを考えて試合に臨む。または七夕だったら「ミルキーウェイとか言いたいな」といった“盛り上がるだろうせりふ”を準備していたことが明らかに。「明日ダルビッシュだったらお腹痛いって言うね」と大木がボケると、佐藤は笑みを浮かべていた。 一方前日からヒーローインタビューのことなど考えないと話す大引には、「だから立てない」「用意しておかないと」「イメージしないと」と大いにあおる佐藤。横で聞いていた上田は、佐藤と大引の会話に「このマインド見習わないと」と感心するばかりだ。 ■まるでテディベア…“おかわり君”の素顔 話題は“癒された選手”に移る。佐藤が名前を挙げたのは“おかわり君”の愛称で知られる中村剛也選手だった。2002年からライオンズに所属している中村は、2024年8月27日時点で通算478本塁打、本塁打王6回、打点王4回という成績を残している。 中村のことは20代前半の頃から知っている明かす佐藤。そのときからマスコットのようなかわいらしさであふれていたという。 大木が普段の中村について聞くと、佐藤は「ホームランが大好物」と語る。佐藤によると中村はバッティング練習でゴロを打たず、全部フライだという。佐藤は「ゴロはゲッツーになるから、三振した方がまだマシ。アウト一個で済む」という中村の考え方を明かし、彼がいつも「いかに力を抜くかを極めたい」と言っていたことを振り返った。 一方で人間性や性格について聞かれた佐藤は、「テディベアみたい」とジョークをひとつ。すかさず大木から、「それ見た目ですよね」とツッコまれることに。 だが実際に中村はおっとりしていて、怒っているところは見たことがないほどだという。しかし唯一「野獣になる瞬間がある」そうで、「焼肉に行くと熊になります」「すっげー食ってますねあいつ」とささやかなギャップでスタジオを沸かせた。 ■正反対な性格のゲストによる仲良しトーク 前日からヒーローインタビューを考えていた佐藤と、「私はなかなか立てないんで」とそのような準備をせずに試合に挑んでいた大引。上田も感心していたが、やはりスポーツにおいてメンタルの影響が強いことは広く知られている。仕事に対して「必ずやれるという自信を持って臨むべき」という佐藤の指摘は、多くの人に当てはまる至言だった。 そうした思想を言語化できることも含め、トーク力にますます磨きがかかっている佐藤。対照的に真面目で謙虚な受け答えに徹する大引との掛け合いは、正反対な2人だからこそ出せるリズム感が心地よい。 タイプの違う選手2人がゲストだと、今回のような化学反応も楽しめるのがトークバラエティの良いところ。今後も現役時代のライバル同士や、性格がまったく正反対の選手といったゲスト回に期待したい。