＜エリエールレディス・プロアマ＞最終戦にシードがかかる菅沼菜々（撮影・井垣　忠夫）

　女子ゴルフの大王製紙エリエールレディースは14日、愛媛県松山市のエリエールGC松山（6575ヤード、パー71）で開幕する。 　菅沼菜々（24＝あいおいニッセイ同和損保）は逆転でのシード入りに向けて、「だいぶ調子は良くなってきている。去年のような調子が戻ってきたかなという感じです」と見据えた。 　来季シードが決まる大事な一戦。今大会を終え、メルセデスランク（MR）50位以内の選手は来季シードが確定し、51～55位の選手には来季の第1回リランキングまでの出場資格が付与される。 　オフに右膝を負傷。約2週間クラブを握ることができず、開幕から4試合連続予選落ちを喫するなどショットで試行錯誤が続いた。本来の感覚が戻らないままシーズン後半戦に入ったが、10月からは徐々に復調。「何しても感覚戻らないのがあったので、それがだいぶ無くなってきた」とうなずく。 　現在メルセデスランク78位で、シード獲得には優勝が最低条件。昨季2勝を挙げた実力者は「結構厳しい部分はあるんですけど、やってみなきゃ分からないっていうのもありますし、調子が良いから勝てるってわけでもないので。QTに向けてだいぶ調子も良くなってきたので受け入れるしかないかな」と冷静に言った。