堀内恒夫氏 中日・小笠原慎之介をピシャリ「理由はなんであれやったらダメ」
巨人の元監督で野球評論家の堀内恒夫氏(76)が3日、自身のブログを更新。2日の巨人戦(松本)で4勝目を挙げた小笠原慎之介投手(26)について言及した。 【写真】バットを叩きつける小笠原 堀内氏は「以前、彼(小笠原)について『セットポジションからの投球が長すぎるのはいかがなものか』というブログを書いたことがある」と振り返ると、「昨日はいいテンポで投げていた」と7回途中1失点の左腕を振り返った。 そのうえで「彼がセットポジションからボールを長く持った理由に、巨人のバッターがタイムをかけてきたからだと後から耳にした。でもね、相手は関係なくこっちはこっちのペースでやるのが一流のやること。理由はなんであれやったらダメ。俺はそう思うんだ」と自身の考えを記した。 続けて「例えば間合いを変えるとか、二段モーションとか、クイックとか。それって俺が思うに自分のボールにまだ自信のないピッチャーがその助けとして行うものだとね」と経験の浅い投手限定のものとすると、「小笠原くんのレベルだったら、自信を持ってボールの力だけで抑えるべきだと思う。だから、ブログにも書いたわけさ」と一流ゆえの苦言だったと振り返った。 堀内氏は「昨日は、彼本来の姿を見せてくれた。ナイスピッチングですよ」と小手先のテクニックに頼らなかった左腕を称賛した。 2日の小笠原は7回途中1失点の好投を見せるも二死一、二塁となったところで2番手・清水と交代。憮然とした表情でマウンドを降りた左腕はベンチを右手で3度殴るなど怒りをあらわにしていた。
東スポWEB