“エンジニア”の転職求人倍率「12倍」!?現在の“転職事情”“働く環境の変化”について 「doda」編集長・加々美祐介が解説!
女優、ビッグバンド「渋さ知らズ」のメンバーとして活動する玉井夕海がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「サステナ*デイズ」(毎週木曜11:30~13:00)。“子どものあした大人のきょう”をテーマに、子どもたちが安心して暮らせる未来のために、「SDGs(エスディージーズ:持続可能な開発目標)」の考えを軸にした“新しい毎日”を提案します。 2月29日(木)の放送テーマは「仕事の中に探すSDGs」。パーソルキャリア株式会社の転職サービス「doda」編集長の加々美祐介(かがみ・ゆうすけ)さんをゲストにお迎えして、2024年の転職事情や働く環境について聞きました。
◆近年の求人はどんな職種が人気?
パーソルキャリア株式会社では、転職サービスの「doda」や「doda X」のほか、副業・フリーランス人材のマッチングプラットフォーム「HiPro Direct」といった、人材・転職支援サービスを展開しています。加々美さんが編集長を務める「doda」では、転職希望者と企業をマッチングするサービスを提供しているほか、障がい者専用の転職支援サービス「dodaチャレンジ」など、さまざまなキャリアの相談ができるサービスが展開されています。 多くの国内企業から“人材不足”の声を聞きますが、「doda」では、独自に集計した転職求人倍率を毎月算出して公開しており、その資料から加々美さんは「2024年1月の転職求人倍率は2.8倍と、かなり高水準です。特にエンジニアの転職求人倍率は12倍を超え、ほかの職種と比較しても、かなりニーズが高まっています」と明かします。 近年の技術の発達により、エンジニアやデータを扱う専門家へのニーズが高まっている傾向もあり、「どの業種でも、エンジニアリングやデータは欠かせない領域になっているので、多くの求人がでていますが、それができる人が少ない。つまり、その需要に見合った“人が育っていない”とも言えます」と声を大にします。 また、パーソルホールディングスが実施している全国就業者データベース「はたらく定点調査」によると、「“仕事の満足度”でいうと、雇用形態よりも“自分の意思でキャリアを選択したかどうか”のほうが直結することが分かっています」と加々美さん。 つまり、正社員よりも、フリーランスや嘱託社員といった自分の意思で働き方を選んでいる方や、今の仕事が“自分のキャリアにマッチしている”“自分のスキルを活かせている”と感じている方のほうが、満足度が高いとし、「フリーランスの方は、報酬条件など“働き方”を自分自身で選んでいる人が多いと思うので、そういったことが影響しているのと考えられる」と言います。