超ときめき♡宣伝部「新しい魅力に気づいてもらえたら」ニューアルバムで見せる新たな一面:インタビュー
超ときめき♡宣伝部が24日、ニューアルバム『ときめく恋と青春』をリリース。『ときめく恋と青春』は、恋と青春をコンセプトに超とき宣の新しい一面が堪能できる1枚に仕上がっている。インタビューでは、1月27日&28日に横浜アリーナ公演を控えている超とき宣のメンバー6人に、ニューアルバムの注目ポイント、ニューアルバムリード曲「ハピラブルー!」MV撮影の裏側、2024年の理想の活動について話を聞いた。【取材=村上順一/撮影=山田健史】 【写真】超ときめき♡宣伝部、撮り下ろしカット ■『ときめく恋と青春』注目ポイント! ――ニューアルバム、皆さんそれぞれが思う注目ポイントは? 辻野かなみ アルバムのコンセプトは恋と青春で、それにぴったりあったアルバムになっています。「すきっ!~超ver~」がきっかけで私たちのことを知ってくださった方が多いと思います。その後も恋愛曲をいっぱい発表してきたので、とき宣は恋愛曲のイメージが強いと思うのですが、今回のアルバムでは恋と青春の両方の曲が入っているので、「とき宣の青春曲もすごくいいよ」ということをたくさんの方に知っていただけたら嬉しいですし、恋と青春というコンセプトが注目ポイントかなと思います。 ――辻野さんの青春と聞いて思い出すことと言えば? 辻野かなみ とき宣の活動が青春の一部ではあるのですが、学生時代だったら部活動です。中学生の頃に3年間やっていた器械体操は、朝練など毎日やっていたので、青春の1ページとなっています。 ――収録曲の中で特に青春を感じられるおすすめ曲は? 辻野かなみ 過去の曲では「トゥモロー最強説!!」はすごく前向きになれる曲でしたが、今回だと「夢がとまらない!」は青春に溢れていて、とき宣の未来がすごく楽しみになる曲なのでおすすめです。学生の方はもちろん、大人の方もとき宣の曲を聴いて青春時代を思い出したり、共感してもらえる歌詞がたくさんあると思います。アルバムにはポジティブになれたり、背中を押してくれるような曲がたくさん揃っているので、聴いていただいて元気になってもらえたら嬉しいです。 ――杏さんが注目してほしいところは? 杏ジュリア 今回のアルバムは等身大の私たち、ありのままのとき宣を詰め込んだアルバムだなと思っています。「夢がとまらない!」という曲は横浜アリーナ公演に向けて書いていただいた楽曲で、1 年ぐらい前からその目標に向かって走ってきたんですけど、横浜アリーナ公演が終わってもまだまだ夢は止まらないんだよ、というメッセージが曲に入っていたり、今の私たちの明るい未来と今のとき宣がぎゅっと詰まっています。ありのままの私たち、そこが注目ポイントかなと思っています。 ――寝ている時に見る夢もありますが、杏さんは夢を見られますか? 杏ジュリア メイク中や移動中寝ているとき、浅い眠りのときによく夢を見ます。 ――それはどんな夢なんですか。 杏ジュリア たとえば何気ないメンバーとの会話をしている夢とかをよく見るのですが、これが夢の中なのか現実なのかわからなくなって記憶がゴチャゴチャになることもあります(笑)。 ――あはは(笑)。すごく現実的な夢なんですね。坂井さんはアルバムの注目ポイントは? 坂井仁香 恋と青春がテーマになっているのでラブリーな恋に溢れたとき宣はもちろん、青春を感じられるとき宣も見られるアルバムになりました。そして、曲だけではなくヴィジュアルでもそれを見てもらえるというのも大きなポイントだなと思っています。 ――楽曲で坂井さんのお気に入りは? 坂井仁香 「大、大、大すきっ!」って曲がお気に入りなんですけど、タイトルだけ聞くと「甘い曲なのかな?」と感じると思います。サビも真っすぐな思いを伝えている歌詞になっていて、メロディーはちょっと切なさを感じました。その対比もすごく面白いと思います。仮歌の段階ではすごくラブリーな感じだったのですが、 スタッフさんから「この曲は田舎に住んでいる真剣な気持ちを持った女の子がテーマ」だと教えていただきました。それを聞いてから私の中で曲のイメージがガラッと変わりました。可愛いだけじゃなく、現実味もあって妄想が膨らむ深い楽曲なのでおすすめです。 ――坂井さんは妄想はされますか。 坂井仁香 妄想はよくします。最近は横浜アリーナが満席になってかっこよく歌っているところや、メイクをした私をファンの方が「めっちゃ可愛い!」と言ってくれることを妄想をしたりします(笑)。私たちのライブには“ロックオンフリータイム”というファンの方が撮影できる時間があって、そのコーナーのリハーサルがあるのですが、みんなが感動してくれている瞬間を妄想しながら毎回リハーサルをしています(笑)。 ――すごく良い妄想ですね! 小泉さんが注目してほしいポイントは? 小泉遥香 今回収録される新曲は新境地といいますか、今までのとき宣にはなかった曲も入っているのがポイントです。完成した曲を聞いた時に、「これは新しいとき宣がくるぞ」みたいな感覚がありました。その中で私は「ユラグラブ」という曲がすごく好きで、サウンドや歌詞もそうなんですけど、なかなか異性に言うことができない素直な気持ちを表現した曲になっています。ここまで強気な女の子が主人公の恋愛ソングはあまり聴いたことがないですし、今までだったら「もっと好きって言って 」とか「もっと愛がほしい」、「もっと安心させて」みたいな気持ちがテーマになることが多かったのですが、「私じゃなくていいの?」といったちょっと大人っぽいとき宣を見せられるんじゃないかなと思いました。新曲で新しい私たちの魅力に気づいてもらえるんじゃないかなと思います。このアルバムを通じて、いろんな私たちを見ていただけたら嬉しいなと思います。 ――そんな小泉さんが心揺らいでしまった瞬間は? 小泉遥香 この前お仕事に向かう途中にインドカレーのお店があって、そこからバターチキンカレーのすごくいい香りがしました。でも、その日は朝から親子丼を食べると決めていて...。 ――誘惑が(笑)。 小泉遥香 そうなんです。私はご飯を決めるときは迷いがないタイプで、これを食べると決めたらそれを食べるんですけど、久しぶりにそのカレーの香りに心が揺らぎました。カレーにしようか親子丼にしようかすごく迷いましたが、結果親子丼にしました(笑)。 ――初志貫徹ですね(笑)。菅田さんはアルバムの注目ポイントはいかがですか? 菅田愛貴 ポイントはいっぱいあるんですけど、それぞれみんなの歌声がすごく良いなあと思いました。青春だったらパッションを感じられるような歌声だったり、強さを感じさせる曲だったらちょっとダークな歌声、キュートな曲では可愛い歌声など、みんなの声の良さがたくさん詰まっているアルバムだなと聴いた時に思いました。それぞれの曲に「このメンバーのここが好き!」と思える部分があると思うので、それを皆さんに見つけてもらえたら嬉しいです。 ――菅田さんはどんな声がお好きですか。 菅田愛貴 優しい声、トゲがなくてふわふわしている温かい声が好きです。 ――著名人の方でイメージに近い声は? 菅田愛貴 松岡茉優さんの声がイメージに近いかなと思っています。 ――菅田さんの声も優しい感じがあります。 菅田愛貴 ありがとうございます。でも、録音した声、たとえば動画とかで「◯◯見てね~ ♪」とか話している時の声はもう少しなんとかしたいなと思っています。自分ではちょっとキンキンしているなと思っていて...。どうしたら自分の理想に近づけるか探っていて、優しい声にしようと意識して喋っています。 ――そうだったんですね。では、吉川さんが本作でお気に入りの楽曲は? 吉川ひより お気に入りは「最上級にかわいいの!」です! 念願のコレサワさんから楽曲提供していただけたのがすごく嬉しかったです! 曲を聴く前に、「失恋ソングだよ!」という情報は聞いていたので、センチメンタルなかんじかな~? と思っていたら、なんと!君に振られたおかげで可愛くなった! これが乙女の逆襲だ! なんていう、強がりもちょっぴりあると思うけど、失恋ソングなのに前向きな歌で、まさに“コレサワ×とき宣”ってかんじが溢れていて、コレサワさんのおかげで、悲しい結果の恋愛でもポジティブになれる歌が生まれたので、多くの人に聴いてほしい、私の1番の推し曲です! ――“青春”と聞いて思い出すことは? 吉川ひより 誕生日当日、とき宣の活動が終わってお家に帰ると、友達がケーキを買ってお家に来てくれて、外で自転車の後部座席にホールケーキを置いてみんなで食べたことです! 帰る時間を、私の母と連絡を取ってくれていたみたいで、完全にサプライズでした。毎年お祝いしてくれていて、その子たちといると青春をこの年になっても味わえます。 ■「ハピラブルー!」MV撮影の裏側 ――リード曲の「ハピラブルー!」はとき宣の新たな魅力がたくさん詰まっていますね。 坂井仁香 ありがとうございます。他の曲は恋、青春とテーマが分かれているのですが、「ハピラブルー!」は恋と青春の両方がミックスされている曲なんです。こういった楽曲がリード曲になるのも久しぶりで、最近はキュートでラブリーな曲が多かったので、元気な要素も入っている曲が表題になるのは珍しいです。 ――MV撮影はいかがでした? 坂井仁香 今回ダンスシーンの衣装が3パターンあったので、3つダンスシーンを撮りました。衣装もセットもその都度チェンジするので結構ハードでした。 ――ハプニング的なものはありました? 吉川ひより ジャケ写、MV撮影で計三日間の撮影期間で、MVを撮るのに一泊しました! 撮影中ではないのですが、ひとかとペアの部屋で過ごしていたんですが、座って一息ついた瞬間、ひとかが「ぎゃああああああ!」って叫んで、「何だろう?!」と思ったら、カーテンにカメムシがいて(笑)。しかも結構大きめの。ひとかはパニックになって、私はスタッフさんに預けられていたカメラで、「これは良い撮れ高になるぞ!」と思い、動画撮影を始めました。 ――冷静ですね! 吉川ひより ひとかに「そんなことしなくていいから!」って怒られました(笑)。私はコンタクトをすでに外していて、メガネを忘れてしまっていたので全然カメムシがわからなくて、カメラのズーム機能で確認しました。私たちでは対処できないし、早く寝たかったので、スタッフの方にカメムシを3秒で退治してもらいました!とても早かったです! カメムシ事件があったので、ひとりで寝られないということで、ひとかと同じベッドで一緒に仲良く寝ました。 小泉遥香 曲の終盤でハート型の紙ヒコーキがたくさん降ってくるシーンがあるんですけど、撮影の都合上で5 回ぐらいしか撮影できないとのことでした。限られたなかでいい画を撮らなければいけなくて。私たちができることはとにかくダンスを間違えないようにと気合いを入れて臨みました。紙ヒコーキもどんな風に降ってくるのか予測できないらしくて、みんなドキドキの状態で撮影していました。私たちも動き回っているので、鼻やほっぺにその紙ヒコーキが当たるんですけど、楽しい経験になりました(笑)。 菅田愛貴 他にもシーソーが現場にあって、乗ったらどっちが体重が重いのかバレちゃうから「どうしよう、どうしよう」と、みんなそわそわしていて。私はジュリアちゃんとペアだったんですけど、その撮影も楽しかったです。 坂井仁香 私はおはる(小泉遥香)とペアだったのですが、おはるはシーソーにビビっちゃって。 小泉遥香 何年ぶりかにシーソーに乗ったから、すごく怖くて(笑)。 ――大人になるとなぜか怖くなるものってありますよね。辻野さんと吉川さんペアでシーソーに乗られて。 辻野かなみ そうなんです。私も最初はちょっと怖かったんですけど、乗ってみたらけっこう頑丈だったので、楽しく乗れました。 ■2024年、それぞれの理想を語る ――さて、皆さんが2024年はこんな活動ができていたら嬉しいといった理想はありますか。 辻野かなみ 一般の方に見ていただく機会もどんどん増えてきたと感じているので、そういう時に目を惹くものをもっとだしていけたらいいなと思っています。とき宣を見たら元気をもらえるとか、ときめいた! と多くの人に思ってもらえるような活動が2024年もできたらと思っています。そして、私たちは活動9年目、ももクロ(ももいろクローバーZ)さんのようなオーラ、貫禄を少しでも出せるようになれたらいいなと思います。 ――杏さんは2024年、どんな理想がありますか。 杏ジュリア 2024年は私が20歳になって20代のスタートとなる年でもあるので、新しいことに挑戦して成長できる1年になったらいいなと思っています。慣れるということが一番怖いので、いろんなことを新鮮に感じながら成長していけたらと思っています。また、いろいろな人が「とき宣好き!」と言ってくださったり、とき宣以外の現場でも声をかけていただけることが増えたので、もっともっといろんな人に私たちのことを知ってもらって、「王道のアイドルと言ったらとき宣だよね」と言っていただけるようにしていきたいです。最近広告をたくさん出していただいているんですけど、それを見た方が「へぇ」みたいな感じの方が多かった印象なので、すぐに「あっ! とき宣だ」って分かってくれる人が増えたら嬉しいです。 ――杏さんも広告を見に行かれていたんですね。 杏ジュリア はい! ファンの方も観に来てくださっていたんですけど、広告を見ていた幼稚園児くらいの男の子とその子のお母さんが「どなただろうね」と言っているのを見て、とき宣のことをもっと知ってもらいたいなって思いました。 吉川ひより 私も「王道アイドル=とき宣」って、アイドルを知らない方にも思ってほしいです。ここ数年で、アイドル好きな方にはだいぶ自分達の名前が広がったんじゃないかと実感しています。国民的な存在になるには、アイドルを知らない方にも「この子達かわいいよね!」とか、ポジティブな印象でこれからもっと知られたいなと思っています。メンバーカラーと名前が全員一致するのが当たり前なくらい大きなグループになりたいです! ――坂井さんはいかがですか。 坂井仁香 2024年の理想としては、もっとテレビに出たいです。たくさん音楽番組に出られるようになりたい。そのためにはジュリアが言っていたように知名度が必要だと思うので、 もっとたくさんの方に知ってもらえるような活動をどんどんしていきたいです。『Mステ』とか『紅白』に出れるようになったら、できることの幅も広がると思いますし、アリーナツアーもできるようになりたいので、立ち止まらずに着実に成長できるような活動ができたらいいなと思います。 ――小泉さんは? 小泉遥香 ニューアルバムに収録されているシンガポールの映画『メカバース:少年とロボット』のグローバル主題歌「Sora」をリリースしたり、2023年は超とき宣として初めて海外でライブができたので、2024年はもっと海外にとき宣の名前を浸透できるように色んな国に行ってライブをしたいです。もっとグローバルなとき宣になれるように、いろいろな国の美味しいものを食べている動画を撮ったり、海外に向けた発信もできたらいいなと思っています。 ――ワールドワイドなとき宣になりたいということですね。 小泉遥香 「すきっ!~超ver~」をきっかけにちょっとずつとき宣の名前が海外にも広がってきていて、外国でのインタビューもさせていただいたりしました。理想としてそういう活動も今後増やせていけたらいいなって思います。 ――もしかして英語など外国語の勉強をされていたりも? 小泉遥香 勉強はしていないんですけど、「すきっ!~超ver~」の時は「すき」という言葉が世界共通言語みたいになっていて、海外の方も「すき」という言葉を使って、私たちにメッセージを届けてくれたりしました。私たちができる新しいことを海外に広めていけたらいいなって。それが一番の理想なのかもしれないです。 ――日本語の良さをとき宣が広めていくというのもいいですね! 菅田さんいかがですか? 菅田愛貴 横浜アリーナ公演が終わったら私たち何をするのか、まだ聞いていないんです。通常だったら夏のライブの予定とか私たちは聞いているんですけど、スタッフさんが内緒にしてくれているみたいなんです。どんな年になるのか今からワクワクしているんですけど、2024年も毎日みんなと会えるぐらい忙しくして、みんなが心から楽しいって思えるような活動ができることが理想です! ――最後に横浜アリーナ公演を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。 辻野かなみ 私たちにとって最大規模のワンマンライブになるので、すごく気合いが入っています。アルバムに収録されている新曲も披露しますし、新しい一面もお見せできるように頑張りたいです。どの席でも楽しんでいただける演出もあります。まだ行こうか迷っている方は来ていただけたら絶対楽しんでもらえる自信があるので、ぜひ遊びにきてください。そして、私たちの夢がさらに続いていくように、 未来につながるライブにしたいと思っているので、応援していただけたら嬉しいです。 (おわり)