ドラマ「マウンテンドクター」長野県内でロケ進む 杉野遥亮さん「山って本当にいい」
7月8日からカンテレ・フジテレビ系でスタートする月10ドラマ「マウンテンドクター」のロケが長野県内で行われている。松本市を舞台とし山岳医療にスポットをあてたオリジナルドラマ。6月17日、白馬村のロケ現場で、主演の杉野遥亮さん(28)が取材に応じ「ここまでしっかり山で撮影し、光景、風景、緊迫感をテレビドラマで届けるのは珍しいこと。楽しんでいただければ」とPRした。 山岳医療とは山で起こりうる病気やけがを治療する医療。山と医療の両方を熟知した医師を山岳医と呼ぶ。杉野さんが演じるのは、松本市の総合病院に赴任し山岳医療の現場に送り込まれた青年医師。大森南朋さん(52)が演じる先輩山岳医や患者との関わりを通じて成長していく役どころだ。 山岳医療の現場のリアリティーやスケール感にこだわり、山中でのロケも多く、標高3000メートル級の北アルプスの風景も随所に出てくる。4月からロケに入っている杉野さんは「山があるって本当にいいなと思う。神様に近づくんだなという感覚になった」と、すっかり山に魅せられた様子。 撮影では、ロープを使った懸垂下降や要救助者を背負っての登山、ヘリコプターの爆音下での演技など、初めて体験するシーンも多い。杉野さんは「目の前の患者さんに寄り添っていくという役。自分のやることを一生懸命やるだけ」と撮影へ意欲を語った。