図書館の〝こども本コーナー〟は宝島 伝記本や児童向け落語指南書など「こんなところにこんな本が!」思わぬ拾い物をすることも
伝統芸能に関するものも充実していて、見つけて即借りたのが『春風亭一之輔のおもしろ落語入門』と『桂米團治のみんなが元気になる上方落語入門』だ。特に後者は、一冊使って、米團治が落語「つる」の演じ方を写真入りで解説・指導するという非常に貴重な内容になっていて、こども本コーナーに行かなかったら出合えなかった。
図書館のこども本コーナーは宝島、ぜひ一度上陸を。 (火曜日掲載)
■東野ひろあき(ひがしの・ひろあき) 1959年大阪生まれ、東京在住。テレビ・ラジオの企画・構成(FM大阪「森高千里ララサンシャインレディオ」)、舞台脚本(「12人のおかしな大阪人」)やコンサート演出(松平健とコロッケ「エンタメ魂」)、ライブ企画・構成(「小室等de音楽祭」)、コメディ研究(著書『モンティ・パイソン関西風味』など)。猫とボブ・ディランをこよなく愛するノマド。