米生保グローブ・ライフ株、53%急落-空売り投資家のリポート響く
(ブルームバーグ): 11日の米株式市場で米生命保険会社グローブ・ライフの株価は急落。上場来最大の下落率を記録し、約8年ぶりの安値で引けた。空売り投資家のリポートが影響したが、同社はこれに反論している。
株価は通常取引で53%安で終了。空売り投資家ファジー・パンダ・リサーチがグローブ・ライフに批判的なリポートを発表し、同社株のショート(売り持ち)ポジションを保有していると指摘した。これに対しグローブ・ライフは、空売り投資家が同社の株価を押し下げるために「扇動的な主張を押し通す」のを見て失望したとの見解を示し、あらゆる法的手段を検討すると表明した。
同社は発表資料で「われわれはこのリポートを精査し、極めて誤解を招く内容だと判断した」と説明した。
同社の対応を受けて、株価は通常取引終了後の時間外取引で一時16%上昇した。
ファジー・パンダは、グローブ・ライフの「広範囲に及ぶ保険詐欺疑惑」を発見したが、同社の「経営陣は無視している」と主張した。
原題:Globe Life Sank by Record on ‘Inflammatory’ Short Report (3)(抜粋)
--取材協力:Hema Parmar.
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Bre Bradham, Diana Li