ナポリ指揮官が優勝へ意欲「セリエA王者であることを忘れてはならない」適応に苦戦する鎌田の元同僚にも見解「国外から来た選手には…」 | スーペルコッパ・イタリアーナ
【欧州・海外サッカーニュース】ナポリのヴァルテル・マッザーリ監督が、23日4:00(日本時間)に予定されているスーペルコッパ・イタリアーナ決勝戦ナポリ対インテルへ向けて前日会見に出席し、意気込みなどを語った。 【動画】【ナポリ×フィオレンティーナ|ハイライト】スーペルコッパ準決勝
今年は、昨シーズンのセリエAとコッパ・イタリアで1~2位の4チームが参加するファイナル4方式を採用し、サウジアラビアで開催されているスーペルコッパ・イタリアーナ。準決勝では、セリエA覇者ナポリとイタリア杯王者インテルがそれぞれ、フィオレンティーナとラツィオに3-0と勝利して勝ち上がった。 日本時間23日に決勝戦が迫る中、ナポリのヴァルテル・マッザーリ監督が記者会見の席でタイトル獲得へ意欲を示した。 「ナポリはスクデットを獲得したチームであり、世界中に名を知られている。私が何年も前に指揮を執っていた頃にチャンピオンズリーグ(UCL)に出場し、その時からカップ戦の常連となって世界レベルのチームになった。もちろんスーペルコッパで優勝すれば、ますます知名度が高くなる」 「私の23年間のキャリアにおいて、タイトルを獲得できたのは2回だ。今回もそうなることを願っている。選手たちは若くて優秀だ。スクデットを獲得したが、スーペルコッパのトロフィー獲得のチャンスを生かさなければならない」 昨シーズンにセリエAを制したものの、今シーズンは苦戦が続くナポリ。対するインテルは、リーグ戦14試合無敗と好調を維持し、ユヴェントスとのスクデット争いを繰り広げている。ナポリ指揮官は、昨年12月に0-3と実力差を見せつけたインテルに対し、挽回を期す。 「インテルは、プレーやスピード、クオリティにおいて、ものすごいものがある。最高の状態のインテルが相手となるが、良いプレーをすることで、今後のリーグ戦への自信につなげたい。引き分け狙いか? そんなことはない」 「我々は、セリエA王者であることを忘れてはいない。スクデットが別のチームの手に渡るまで、我々が王者だ。このチームには、強い選手たちがいる。離脱者がいて万全ではないが、メンタル面ではインテルと互角の戦いをするつもりだ」 今夏、フランクフルトから2500万ユーロ(約40億円)の移籍金で加わったMFイェスパー・リンストロムは、ラツィオに加入したMF鎌田大地と同様にセリエAで出場機会の確保に苦戦している。マッザーリが、そんな元フランクフルトMFに見解を示した。 「リンストロムの適応? 彼は別の環境からやって来て、自身のポジションにおいてすでに絶対的レギュラーの選手がいるチームに加わった。私の指揮下だけでなく、それ以前から出場機会が少なかったが、新指揮官は、前年にチームをけん引した選手たちを特に信頼するものだ」 「だが彼は出場した時、良い反応を見せていた。モチベーションがあり、満足しているように見える。ただ、会長に獲得を進言したスカウト陣が見たパフォーマンスを示すには、もう少し適応しなければならない。イタリア国外からやって来た選手には、少し我慢が必要だ」 試合情報 ナポリ vs インテル : スーペルコッパ決勝 試合時間:2024年1月23日(火)日本時間4:00 会場:キングサウード大学スタジアム