【K-1】石井館長「今は過渡期」世界のK-1に戻して「別の世界に行くK-1ではなく、また戻ってきて戦いたいK-1を作らないといけない」
2024年2月21日(水)都内にて、K-1アドバイザーの石井和義・正道会館館長の囲み取材が行われた。 【写真】熱弁をふるう石井館長 今後のK-1が目指すべき方向性などを話した石井館長は、武尊や安保瑠輝也などの人気選手が離れた現状をどう思うかと問われると「人気選手が出て行くのは仕方ない。選手はより上を目指すから。もっと早く今の状態を作っておけば良かったですね」とした。 「それはK-1の商標がまとまっていなかったから世界に出ていけなかった。昔は僕が全部持っていたので出来たんです。タイミングのジレンマがある。でも今は世界中の商標が集まって、今は矢吹オーナーのところにあるので世界のK-1に戻せる。K-1は世界で活躍できる場になった。そういう(武尊や安保のような)選手たちはこれからどんどん表れてくると思う。今は過渡期じゃないかな」と、これから再びスター選手たちが現れるとの見解を示す。 「ファイターはより輝きたい、目立ちたい。プロは目立ってナンボだから。より強いものを目指す。でも、MMAに転向した選手たちも立ち技でそれがやれるならやりたいと思っていると思いますよ。寝技はやればやるほど強くなりますが、立ち技はセンスなので。立ち技からMMAに転向する選手はMMAでも活躍できる。逆にレスリングなど寝技の選手が立ち技に転向しても難しいでしょう」と、現在はMMAに転向する選手がいるのは仕方がないとしたが「立ち技のマーケットをMMAに並ぶものにする」と力強く宣言。 さらに「これまでメインを張っていた子が別の世界に行くK-1ではなく、また戻ってきて戦いたいK-1を作らないといけない。K-1には500人くらい選手がいるそうです。これからもっともっとそういう(スターの)選手たちは出てくる。第二・第三の武尊にしていくのは可能だし、出来ると思う。今ははざまの時じゃないかな。武尊くんはいいファイターだよね。それを作ったK-1も素晴らしい」と、離れていった選手がまた戦いたいと思うようなK-1を作っていきたいと語った。 すでに「アブダビの王様から(資金提供の話が)来ています。それはK-1側に紹介してやってもらいます」と言い、市場規模は「謙虚に言って3000億円~5000億円くらい。1000億くらいにはすぐになる。こんなことを言うとまた石井がほらを吹いていると思われるでしょう。でも、嘘はダメだけれどほらは吹かないと(笑)」と、マーケットはすぐに大きくなるとした。
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