【イベントレポート】「PUI PUI モルカー」相葉雅紀の生命力ある声を監督が絶賛「こっちが正しかった!」
CGアニメーション映画「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」の完成披露試写会が本日11月17日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で開催され、声のキャストである相葉雅紀、大塚明夫、監督のまんきゅうが登壇した。 【画像】モルカーたちを手にポーズを決める相葉雅紀&大塚明夫 モルモットが車になった世界で“モルカー”たちが活躍する「PUI PUI モルカー」シリーズ。その新作となる本作では、モルカーのポテトたちが、行方不明になった相棒モルカー・ドッジを探すドライバーのために旅に出る様子が描かれる。相葉はAIモルカーの開発者であるベンチャー企業・メニメニアイズカンパニーのCEO、大塚はニンジン農園・わいるどはぁ~と農園の主で、消えたファミリーのドッジを探すドライバー役で出演した。 相葉は「モルカーの世界に関われてすごく光栄です。僕、小学校のときの夢が社長になることだったんです。CEO役ということで夢が叶いました」とうれしそうに述べ、「子供たちも夢を大切に!」と観客に呼びかける。大塚も「私は小さいとき、自動車であっちこっち行くのが夢だった。皆さんのおかげで叶いました」と話し、会場からは拍手が起こっていた。 制作過程について、まんきゅうが「原作のストップモーションのアニメをCGで完全再現しようというテーマのもと、チーム一丸となって作ってきました。原作のモルカーらしいハチャメチャな感じ、かわいい感じが皆さんに届くといいなと、ものすごく願っています」と述べると、相葉は「細かいところにクスッと笑える。面白いですよね」とコメント。また相葉は、同シリーズ初のセリフのある“ヒューマンキャラクター”のオファーを受けたことに関して「新しいことをやる、イコール、大きな覚悟が必要だなと思いました」と振り返り、「演じたCEOはちょっとクレイジーなところもあったのですが、まんきゅうさんのご指導通りに挑戦しました」と語った。 一方、大塚は「『モルカー』は観ていたので、『え? 僕は何をすればいいんだろう?』と思ったんですけど……。普通にセリフがあったので、それなら今まで(の声優の仕事)と変わらないなと、ちょっと安心しました」と笑顔を見せる。まんきゅうは「大塚さん演じるドライバーは、ある意味観客にとってのナビゲート役でもある。あのお声を聞くと『絶対大丈夫だ』という安心感がありながらドキドキできて、すごくありがたかった」と感謝を伝えた。相葉については「実直で生命力にあふれたお芝居をされていて。当初CEOはもうちょっと落ち着いた大人のイメージだったんですけど、相葉さんの声を最初のテストで聞いたときに『こっちのほうが正しかったんだ!』と感じました」と収録時を回想していた。 イベントでは、原案・総監修の見里朝希からのメッセージも読み上げられた。「当初は六畳一間のアパートにて、少人数で作っていた『PUI PUI モルカー』が、相葉さんや大塚さんのような、大変豪華なキャストで映画化されることに至って、感慨深いものがあります」と思いをつづる。また里見は「CGアニメ、しかも人間が言葉を発するというのは新たな試みではありますが、まんきゅう監督をはじめ、制作陣のモルカーに対する解像度の高さと愛を感じ、世界観はそのままに、これも1つの表現として素晴らしい!と思える作品に仕上げていただきました。ありがとうございます」と伝えた。 さらに、映画化を記念して見里が制作したドッジのパペットがポテト、シロモとともに登場すると、大塚は「やっと会えました」と渋い声でつぶやく。その後、同作に声優として出演しているアビシニアンモルモットの糸さんからのメッセージ動画が公開されると、モルカーファンが集まる客席からは「わああ……」とうれしそうな声が漏れ出していた。 最後にまんきゅうは「素晴らしいアニメーションチームの皆さんとご縁があり、1人ひとりの作品に対する情熱とモルカーへの愛情がたくさん詰まった作品になったと思います」と感慨深げに述べる。大塚は「めまぐるしく展開が変わっていくので、皆さん置いていかれないように」、相葉は「最後まで楽しんでください!」と呼びかけ、イベントを締めくくった。 「PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX」は11月29日より全国ロードショー。 (c)見里朝希/PUI PUI モルカー製作委員会