太田光「残酷なくらい優しい」ピーコさんめぐる「唯一の心残り」明かす「それをやれなかった」
お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光(59)が27日放送のTBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。双子のコンビ「おすぎとピーコ」の兄でファッション評論家のピーコ(本名杉浦克昭=すぎうら・かつあき)さんについて語った。 【写真あり】弟おすぎと双子コンビで人気を博したピーコさん 爆笑問題とピーコさんは、フジテレビ系「爆笑おすピー問題!」「森田一義アワー 笑っていいとも!」などで共演してきた。「この人ほど優しい人はめったにいない」「残酷なくらい優しい」と太田。同性愛者であることを公言していて「同性を好きにならない人を好きになる。これって好きになった時から報われないことが決定してるんですよ。だからどうするかっていうと、ピーコさんなんかは、与えまくる。料理が上手で、お弁当を持っていって置いただけですぐ帰るような行為をずっとしてきた。僕らに対してもそうだった。見返りを求めない優しさって、考えてみたらなんて残酷なんだと思った」と振り返った。 「『いいとも!』の特大号で、毎年ものまねするんだけど。俺は毎年、おすぎがピーコをやって、ピーコがおすぎをやったらバカウケするって言ってた。それをやれなかったのが唯一の心残り」と話し、最後は「本当にありがとうございました」と追悼した。 ピーコさんは9月3日、敗血症による多臓器不全のため神奈川県の病院で死去した。79歳。横浜市出身。葬儀は近親者で行った。元マネジャーによると、昨年6月に認知症と診断され、高齢者施設に入所。今年8月中旬に敗血症のため入院すると、寝たきりとなり、そのまま誰にもみとられることなく息を引き取ったという。