【Jリーグレンタル通信簿】期限付き移籍から復帰した注目選手(10)日本代表と直接対決! 戻ってきた育成出身の逸材
明治安田生命Jリーグの2024シーズン開幕まで1か月以上あるが、すでに開幕に向けて指導しているクラブも多い。期限付き移籍から復帰した選手にとって、今季は勝負のシーズンとなるだろう。期限付き移籍から復帰した選手をピックアップして移籍先での成長を5段階(A~E)で評価する。
GK:波多野豪(はたの・ごう) 生年月日:1998年5月25日 2024所属クラブ:FC東京 2023期限付き移籍先:V・ファーレン長崎 2023リーグ戦成績:42試合56失点 移籍先での成長:A 波多野豪はFC東京のアカデミー出身で、年代別代表でもプレーしてきた。2016シーズンにFC東京U-23でJ3リーグデビューを果たし、翌シーズンにはトップチームに昇格する。その後はJ3を中心に出場を重ね、プロ4年目の2020シーズンにJ1でもデビューしている。 21シーズンはリーグ戦31試合に出場するも、22シーズンはヤクブ・スウォビィクに正GKの座を奪われてしまう。昨季はV・ファーレン長崎への期限付き席でFC東京を離れるという決断を下す。波多野はJ2全42試合に出場し、リーグ3位の117セーブを記録。チームは惜しくも昇格プレーオフ進出を逃したが、昇格を争うライバルだったジェフユナイテッド千葉との最終節では波多野のパントキックがアシストとなり、勝利を手繰り寄せる3点目につながった。 スウォビィクは23シーズン限りでFC東京を退団したが、シーズン終盤に正GKの座を掴んだ野澤大志ブランドンが波多野の競争相手になる。シーズンを通してゴールマウスを守り抜いたという経験を自信に、FC東京の正GK再奪取を目指す。
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