選手のモチベーション上げたソフトバンク小久保監督 先発転向左腕のスタミナは〝モンスター級〟交流戦総括&球宴までの展望
交流戦明け、ソフトバンクに明るい材料二つ
21日にパ・リーグの戦いが再開する。ソフトバンクはオールスターまでに25試合を戦うが、屋外では21日の北九州でのロッテ戦だけ。梅雨でも先発ローテーションを組みやすいのは大きい。 交流戦を制した楽天と3試合だけなのも恵まれている。ただ楽天は交流戦前とは違う。今江監督は不振の浅村を中軸から外し、代打に回した試合もあった。チームを目覚めさせた〝覚悟〟だ。日本ハムでは現役ドラフトでソフトバンクから移籍した水谷が活躍。チームも選手も何をきっかけに変わるか分からない。プロ野球に入るような選手は無限の可能性を持っている。 パは2位から5位まで4.5ゲーム差の混戦。ソフトバンクは2位に8.5ゲーム差とはいえ、3連敗を2度喫すれば一気に差を詰められる。同じことを繰り返し、ペナントレースが終わるまでは気を抜かない。3連戦の初戦を取りながら貯金を少しずつでも増やしていきたい。(西日本スポーツ評論家)
西日本新聞社