「インサイド・ヘッド2」声優陣が涙したシーンは全員一致 多部未華子「シンパイの表情が変わった後の……」
ディズニー&ピクサー最新作「インサイド・ヘッド2」(公開中)の公開御礼舞台挨拶が8月12日、都内で行われ、日本版声優の多部未華子(シンパイ役)、横溝菜帆(ライリー役)、マヂカルラブリー・村上(ハズカシ役)、武内駿輔(ブルーフィー役)が登壇した。 本作の主人公は、ちょっぴり大人になった頑張り屋さんの女の子ライリー。人生の転機となる高校入学を控えたライリーの中で“思春期警報”が鳴り響き、彼女の幸せを子供の頃から見守る感情のヨロコビ、カナシミ、 ムカムカ、ビビリ、イカリの前に、<大人の感情>シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れるところから物語は始まる。 8月12日時点で累計興行収入は17億5992万3160円を超え、世界興行収入は現在までに15億9375 万ドル(約2345億円)を突破し、「アナと雪の女王2」を追い越してアニメーション映画史上歴代 No.1 の記録を更新中。さらに、日本でも大ヒットした「トップガン マーヴェリック」や「アベンジャーズ」を超え、世界興行収入ランキング全体でトップ 10 入りを果たす歴史的快挙を達成した(※8/12付け Box office mojo 調べ/1ドル 147.16 円計算)。 8月1日の日本公開以降、絶賛と感動の声が 多く寄せられ、横溝は「家族も友達もたくさん観てくれていて。たくさん考えさせられたり、感動したりとか改めてディズニー&ピクサーって本当にすごいね、って。私が声をやっているから観に行ったよ!って言ってくれる人もいるんですけど、そのおかげでこの素敵な作品に出会えてよかったとみんな言ってくれるのですごく嬉しいです」、村上は「妻が観に行ってくれまして、観てから若干優しくなったような、人として成長してくれて私も過ごしやすくなっています」と反響を明かす。 多部は「私は実は昨日家族で観に行きまして、(家族も)とても楽しんでいましたし、他に観に来てくださってる方も楽しんでいる様子が見られたのでとても良かったです。子どもに『どのキャラクターが好きだった?』って聞いたら『イイナーとムカムカが好きだった』って 言われて、シンパイとは言ってなくて……(笑)。でも、自分が演じたシンパイを愛くるしいキャラクターになったらいいなと思って演じていたので、今日シンパイのぬいぐるみを持ってくださっている方がいて嬉しいなと思います」と語った。 SNSでは「『インサイド・ヘッド 2』、滝のように泣いた。ライリーのことも自分のことも他人のことも好きになる」「夏休みの子どもたちに囲まれて大の大人が号泣しちゃったよ」「全員まとめて大好き、だきしめる。人生で迷った時に見返したくなる」という感動の声が 多くあがり、“大人泣き”が続出している本作。 思わず涙したシーンの話題になると、村上は「観てない方もいるとは思うので、あまり言えないんですけど、“最後の方”としか言えないと言いますか……。最後の方、ですね…!すごいです!」と、ネタバレにならないよう恐る恐る告白。主人公のライリーと同世代の横溝も「私も一番泣いたのは、最後の方です。最後の方のシンパイの表情が少しずつ変わっていくところがすごくじわーっときました」と、同じシーンで涙したことを明かした。 多部も「全く皆さんと同じ、最後の方です。シンパイの表情が変わった後の……ここからはダメですね! 要するに、最後の方です」と、ネタバレに配慮りながらも力強くアピールした。 ライリーの“秘密の推しキャラクター”の一人であり、ライリーが幼いころに見ていた子ども番組に登場する紫色の犬のキャラクター・ブルーフィーを演じた武内は、劇中で歌も披露。「僕はディズニーがたまに出してくる、シュールギャグみたいな非常にジョークの効いたキャラクターだなと思って、意気揚々と張り切って臨みました。心の中でブルーフィーと会話してあげてほしいです!」とこれから映画を観る人へ呼びかけた。 舞台挨拶では、日本でも“大人泣き”が続出で大ヒットしていることを記念して、くす玉割りでお祝い。最後に挨拶した多部は「大人も子どもも共感したり笑ったり泣いたり、自分の人生を考えさせられたり、本当にたくさんの感情が詰まっている 物語になっていますので、今後も皆さんの大切な作品の一つになったらいいなと思っています」とメッセージを送った。