最高クラスの性能で6.9万円は凄い…ゲームスマホの最有力候補「POCO F6 Pro」クイックレビュー 高コスパでも細部に妥協なし
【機能性】充電忘れても大丈夫、でもSuicaは使えない ★★★☆☆
続いてその他のF6 Proの魅力を紹介すると、第一に安価ながらも「最大120W急速充電」に対応している点があげられる。こちらは専用の付属の120W SuperCharge対応充電器を使うことで利用でき、100%満充電にかかる公称値は脅威の「約19分」。朝起きて「充電し忘れた!」と絶望しても、身支度する時間だけで充電が可能だ。 実際に検証したところ20%台から90%台までにかかる時間は約20分と、実際はやや長くなっていた(環境は公称値実験と同程度)。なお、急速充電を有効にした場合はかなり発熱が発生したり、通常の充電よりもかなりバッテリーに負荷がかかったりするため、急用以外での常用は状況に応じて検討したい。 また、同じ「普段使い」の利用という観点から考えると、F6 Proは「おサイフケータイ」に対応していないことは注意したい。日本独自の仕様が故に、グローバル販売と同時に発売する都合から実装を見送ったものと考えられ、こちらは仕方がない。そのため、モバイルSuicaやQUIC Payなどは使えないが、楽天Payの楽天カードタッチ決済や一部のVISAタッチ決済は使えるので、割り切れるかどうかがポイントだ。
【ディスプレイ・カメラ】安さの犠牲になっておらず○ ★★★★☆
その他のスペックを簡潔に見てみると、ディスプレイは6.7型のWQHD+解像度(3200×1440)と120Hzのリフレッシュレートに対応しており、ゲームプレイから映像鑑賞まで幅広い用途に対応する。カメラについては、手ブレ補正(OIS)搭載の5000万画素メインカメラを背面に備える。撮影画像はXiaomi 14 Ultraのような感動は無いものの、ほとんどのユーザーの用途には問題ないレベルだ。 処理チップは1世代前のモデルとはいえ、メモリは12GBとゲーミングでも快適に遊べる十分な性能を保持しつつ、美しい背面デザインが印象的な背面筐体や、120W超急速充電など性能面でも妥協がない。それでいて6.9万円という最安値クラスの価格設定で、非常にコストパフォーマンスに優れたモデルとなっていた。
オタク総研編集部