ジャック・リヴェットの傑作冒険ミステリー3本がデジタルリマスター版でスクリーンに蘇る 「ジャック・リヴェット傑作選2024」
その鮮やかな魔法のような映像世界によって映画ファンを魅了し続けてきたフランスの巨匠、ジャック・リヴェットの冒険ミステリーの傑作3本がデジタルリマスター版でスクリーンに蘇る。この度「ジャック・リヴェット傑作選2024」の予告映像とメインビジュアルが公開された。 ジャン=リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーらと並んでヌーヴェルヴァーグの中心的人物であり、1991年には『美しき諍い女』で第44回カンヌ国際映画祭審査員グランプリを受賞、80歳を過ぎても精力的に活動を続けたジャック・リヴェット。 この度、2022年に開催した「ジャック・リヴェット映画祭」に続き、貴重な3作品『地に堕ちた愛 完全版』『彼女たちの舞台』『パリでかくれんぼ 完全版』が、全作品4Kデジタルリマスターによる修復版で公開される。 『地に堕ちた愛』は昨年惜しまれつつもこの世を去った、女優で永遠のファッション・アイコン、ジェーン・バーキンと、チャールズ・チャップリンの子女でヨーロッパ、ハリウッド作品にも多く出演する実力派、ジェラルディン・チャップリンが主演をつとめた心理劇。 日本で初めて公開されたリヴェット作品である記念すべき映画『彼女たちの舞台』は、とある演劇学校に通う女性たちが巻き込まれる事件を描く。現実と虚構が溶け合うミステリーでありながら、若手女優たちの鮮やかな個性が弾ける、青春映画としての一面も持つ。 3人の女性がパリを舞台に冒険に繰り出す『パリでかくれんぼ』は生き生きとしたミュージカル。ジャン=リュック・ゴダール作品をはじめ、ヌーヴェル・ヴァーグのミューズとして輝いたアンナ・カリーナが友情出演し、歌声を披露しているのも見どころとなっている。 そのほか、前回の「ジャック・リヴェット映画祭」で上映された煌びやかなファンタジー『デュエル』と、世代を超えて愛される人気作『セリーヌとジュリーは舟でゆく』もアンコール上映される。 「ジャック・リヴェット傑作選2024」は2024年4月19日(金)~5月9日(木) ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開 他全国順次ロードショー。
otocoto編集部