【ソナエル】「まさか」は300年前にも起きていた 大規模な土石流に襲われた地区 古文書に残された「備え」の手がかり 福岡
地域の歴史を知り、リスクを知る
19日、竹野地区の小学校では、地元住民が参加して防災の勉強会が開かれました。そこで、西山助教が警鐘を鳴らしたのが、自らの人生経験に頼りすぎることの危険性です。 ■西山助教 「人間の人生って、たかだか80年や90年。災害がほぼ同じ場所で起きるのは何百年に1回。ということは、経験しないんですよ。 その状態で被災すると、まさかここで起こるとは思わなかったとなる。」
さらに、西山助教は「災害の脅威を身をもって経験した被災者が、後世に教訓を伝えていくことも重要だ」と呼びかけました。 ■地元の人 「いつ起きるか分からないのは去年で身にしみて分かりました。やっぱり早く逃げる、家族を避難させる。これが第一だと思いました。」 ■西山助教 「その地域でどのような災害が起きてきたのか、知る必要があると思います。また、リスク。どこに河川があるか、背後に山・谷があるか、再度チェックして、これから起こる災害に備えていく。」 地域の歴史を知り、伝え、「まさか」をなくしていく。大雨のシーズンを迎えた今、命を守るための事前の備えとなりそうです。 ※FBS福岡放送めんたいワイド2024年6月21日午後5時すぎ放送