米個人消費、驚異的な粘り強さにも疲れの兆し-主要エンジン一斉失速
4月の実質PCEが予想外の減少となったことは、インフレ抑制の観点からは歓迎されるが、一方で米経済がどこまで持ちこたえられるかという問題も提起しそうだ。
シティグループのエコノミスト、アンドルー・ホレンホースト氏とベロニカ・クラーク氏はPCE統計発表後のリポートで「米金融当局者は同統計について、インフレ圧力の低下を示唆する個人消費の冷え込みと判断するだろう」と指摘。その上で「米国経済に対するわれわれの見方は、それほど楽観的ではない」と論じた。
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原題:Key Engines of US Consumer Spending Are Losing Steam All at Once(抜粋)
--取材協力:Jaewon Kang、Leslie Patton.
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Augusta Saraiva