【MLB】エンゼルス・ネトが右肩手術 シーズン終盤の走塁時に負傷 来季の開幕に間に合わない可能性も
日本時間11月9日、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは正遊撃手ザック・ネトが右肩の手術を受けたことを発表し、来季の開幕に間に合わない可能性があることを明かした。ネトは日本時間9月27日のホワイトソックス戦で二塁へ滑り込んだ際に右肩を負傷。シーズン終了後は治療に専念していたが、最終的には手術が必要との判断に至ったようだ。ミナシアンGMは「彼は数日前に手術を受けた。具体的にはまだわからないが、来季の開幕に間に合わない可能性はある」と語っている。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 現在23歳のネトはメジャー2年目の今季、155試合に出場して打率.249、23本塁打、77打点、30盗塁、OPS.761を記録。ドラフト指名から1年足らずでメジャーデビューした前年と比較すると、確かな成長を遂げ、内野手では球団史上初となるシーズン20本塁打&20盗塁も達成した。2022年ドラフト1巡目(全体13位)指名という大きな期待に応える活躍を見せていただけに、来季の開幕に間に合わない可能性があるのはエンゼルスにとって痛手となるだろう。 エンゼルスとネト自身は手術を回避できることを望んでいたようだが、シーズン終了後、ネトの右肩は思うように回復せず、最終的には手術を受けることに。ミナシアンGMは「彼は我々にとって非常に重要な選手だ。話し合ったうえで、今回の決断をした。いつ戻ってくることができるか、今後の経過を見守っていくことになるだろう」と話している。 なお、エンゼルスは金銭トレードでフィリーズからスコット・キンガリーを獲得し、40人ロースターに登録している。ミナシアンGMによると、ユーティリティ・プレーヤーのルイス・レンヒーフォとともに、キンガリーもネトの代役候補の1人となっているようだ。現在30歳のキンガリーはメジャーデビュー前にフィリーズと長期契約を結んだ元トップ・プロスペクト。今季はマイナーAAA級で125試合に出場し、打率.268、25本塁打、67打点、25盗塁、OPS.804をマークした。