【Mリーグ総括】5位・ABEMAS 白鳥翔「負けで身が引き締まった」松本吉弘「責任感じた32戦」
麻雀のプロリーグ「Mリーグ」の2023―24シーズンは、パイレーツの2度目の優勝で幕を閉じた。17日の閉幕式後に9チーム36選手がインタビューに応じ、今期の戦いを総括した。(カッコ内は今期のレギュラーシーズン成績) ■5位・渋谷ABEMAS ▽日向藍子(21戦3勝=個人21位)「マイナス(▲69・1)は純粋に悔しいし、力にはなれていなかったですね。打った試合は全部見直していて、どこが敗因になったか、どこがよくなかった判断かを繰り返し見ているんですけど、そんなにズレたことは正直ないかなという印象でした。結果としてはマイナスなんですけど、大きく修正しなきゃいけないなという印象ではなかったので、またひとつ練習して挑むを繰り返していきます」 ▽白鳥翔(21戦4勝=個人22位)「もうちょっとやれたかなというのが正直な感想。マイナスが続いたときにどこかでプレッシャーを感じてしまった。自分的にはミスかなと思うところも多々ありました。今回の負けによって身が引き締まったというか、稽古量も増やしています。もう来期に向けた戦いが始まっている。僕がマイナス(▲83・6)せずに、セミファイナルにもう少しポイントを持っていけていたら、戦い方も違っていたと思う。チーム内ではこういうことを言うことはなかったんですが、(敗退は)僕のせいかなと本当に思っています」 ▽松本吉弘(32戦9勝=個人10位)「レギュラーシーズンが96試合ある中で、3分の1を打ちました。プラス(+100・0)にはできましたが、大きいポイントを持ち帰らなかった責任はすごく感じました。チームメイトも監督も『MVPを狙え』と言ってくれたりとか、僕が回数を打つことに喜びを感じていることをわかってくれている。メンタリティーの面ではすごく気持ちよく打てたので、もっとポイントを持って帰り、チームをもり立てなければならなかった。それがいっぱい打った者の務めだと思うので。そこについては後悔があります」 ▽多井隆晴(22戦5勝=個人13位)「ABEMASはいつもファイナルに残っていましたし、最終戦は5年連続で僕が打っていました。この日に麻雀を打たなかったことがないので、Mリーグが何か新しいものになったのかなという感じで、別のものを見てるような感覚で試合を見ていました。パイレーツさんの麻雀はすごく参加率の高い麻雀。ほとんどの局で参加しているタイプの麻雀で、それが今のMリーグにピタッと合っちゃったのかなと。ABEMASの麻雀はそこまで参加率が高くないので、来期は少し自分のバランスを変えつつ、参加率を上げて…。素直に今年の負けを認めて、パイレーツに寄せようかなと、今はそんな気持ちでいます」
報知新聞社