「ママに怒られたとき、どうすればママの気持ちを落ち着かせられますか?」ヨシタケシンスケさんが子どもたちからの質問にお答えします!
聞いてみたいこと、ぶつけてみました! ヨシタケシンスケさんの質問箱
ヨシタケさんなら、何かうまいこと答えてくれるはず!と期待を込めて全方位から質問をぶつけてみました。「私たち、どうしたらいいですか?」
力の限り、お答えします、考えます
●ヨシタケシンスケ 1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。独自の視点で描かれる、絵本、装画、イラストエッセイなどが大人気。高校2年生、小学校6年生の息子の父として、時々は悩むこともある。
LEE100人隊の子どもたちからの質問
Q.作家になるには、小学校低学年で何をすればいいの?──7歳女子(No.042 くみさんの娘さん) A.記録をたくさんとると、後で楽しいですよ 基本的には何もしなくていいと思いますが、自分の好きなものをメモしておくといいですね。何が楽しかった、好きだった、つまらなかった、きらいだった、みたいなことを。自分を客観視できるようになるし、自分が何で喜ぶのかを知っておくと、将来、何かを決めるときに助かることが多いです。文でも絵でも写真でもいいですよ。 Q.保育士・作曲家・イラストレーターになりたい。全部なりたいけど、なれますか?──9歳女子(TB 季絵さんの娘さん) A.全部、なっちゃいましょう! 9歳ですか。うん、この3つ、とてもいいセレクトですね。保育士は免許が必要ですが、作曲家とかイラストレーターとか、表現にまつわることは何かの片手間でもできますからね。僕だって絵本作家としてデビューしたのは40歳でしたから、いつだってデビューすることはできますしね。全部、全部やってくださいって思いますね。 Q.ママに怒られたとき、どうすればママの気持ちを落ち着かせられますか?──3歳男子(No.076 そのぴさんの息子さん) A.ぎゅっとして「大好き!」で大丈夫!(3歳だから) 「ママ大好き!」って抱きつく。3歳だったら、それが使えます。ただ、これが10歳以上になると状況が変わってきますね。もうその手は使えないので、ひたすら謝って口先だけでも反省の色をちゃんと示す。「おっしゃるとおりです」の一言で反論は一切せず(実際に反省はしなくてもいいです)、ちゃんと大きな声で返事をして、相づちも大きくちゃんと打ちましょう。口ごたえは何よりも厳禁です。