鶴岡・加茂水産高の伝統行事「水納め」
加茂水産高(小山和彦校長、58人)の伝統行事「水納め」が1日、鶴岡市の同校近くの加茂レインボービーチで行われた。生徒たちは気合を入れて海水を浴び、海での実習が無事終了したことに感謝した。 この日の水温は例年よりやや高い18度ほど。生徒は「わっしょい、わっしょい」と気勢を上げて準備運動をした後、海に入った。初めは体を震わせていたが、慣れると水を掛け合い、50メートルのコースを渡りきった。終了後はたき火で体を温めていた。 操船や釣りなど海上で行う授業の締めくくりとして、毎年11月1日に行っている。卒業後は北海道でホタテ漁師になるという海洋技術科3年藤井光さん(17)は「思っていたより冷たくなかった。3年間の感謝の思いを込めて入った」と話していた。