【#今旬コレクション】八木莉可子『GTOリバイバル』で共演した反町隆史の“ある行動”に「なんて優しいお方なんだと感動しました」
◆監督のみならず、主演の反町隆史さんからも演技について助言があったそうですね。 私にとって重要なシーンの前日に、わざわざ反町さんがお話する時間を作ってくださったんです。具体的な話はネタバレになってしまうのでできないのですが、“すずかの思いはこうだと思うから、こういうふうにみんなに訴えかけた方がいいんじゃないか”と直々にアドバイスしてくださって。とてもうれしかったですし、勉強になりました。 ◆鬼塚先生との印象的なシーンはありますか? 鬼塚先生が私に触れるシーンがあるんですけど、本当に鬼塚先生の手に力が宿っているように感じて。お芝居をしているようで、半分していないような…鬼塚先生自身から直接パワーをいただいているような不思議な感覚がありました。 ◆このドラマや役に対する反町さんの熱い思いが伝わってきたと。 はい。まさに現場での反町さんは、鬼塚先生そのものでした。撮影は夏の終わりぐらいだったのですが、私が外で感情的になるシーンがあって、暑さも重なって、ちょっとしんどくなってしまったんです。その姿を見た反町さんが、冷たいお茶を買ってきて私に渡してくださって。なんて優しいお方なんだと。情熱的な部分がありながらも、そういったさりげない気遣いに感動しました。 ◆すてきなエピソードですね。八木さんの学生時代には鬼塚先生のような印象に残る先生はいましたか? 私の中学、高校の担任の先生もすごくすてきな先生でした。特に中学時代の先生は『アナザースカイ』(日本テレビ系)にも出演していただきましたし、今でも自分の心の中に残っている言葉をくれた恩師です。ある意味、私の中で鬼塚先生と重なって見えるところがあって、まさに私にとってのグレートティーチャーだったので、撮影中にあらためて当時を思い出したりもしました。 ◆最後に本作の見どころと、本作を楽しみにしている方へのメッセージをお願いします。 反町さん演じる鬼塚先生が26年の時を経て帰ってくるということで、リアルタイムで見ていらっしゃった方は当時を懐かしみながら、楽しんでいただけると思います。一方で、私と同じように当時まだ生まれていなくて、リアルタイムで見られなかった方や、配信や再放送で見られていた方も、世代を超えて楽しめる作品になっていると思います。今を生きる学生の方や若い方だけでなく、見て下さった方全員に鬼塚先生の魂のこもった言葉や熱い想いが伝わるはずです。私が演じるすずかも今回の物語の重要な役柄でもあるので、ぜひ注目して見ていただければうれしいです。 <プロフィール> ●やぎ・りかこ…2001年7月7日生まれ。滋賀県出身。A型。主な出演作はドラマ『パリピ孔明』『おとなりに銀河』、映画「イチケイのカラス」など。4月12日(金)から上演される舞台「鴨川ホルモー、ワンスモア」に出演する。 photo/田中和子(CAPS)text/星野彩乃
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