「金沢通」へ1758人挑戦 金沢検定、市内19会場で受験
●「この日のため歴史巡り」 第20回金沢検定(金沢経済同友会主催)は9日、北國新聞会館や香林坊プラザ、金沢商工会議所など金沢市内19会場で実施された。石川県内外の受験者1758人が「金沢通」を目指し、歴史や文化、経済などに関する100問に挑んだ。この日のために市内の歴史スポット巡りをした受験者もおり、試験勉強を通じて培ったふるさと愛と学びの成果を試した。 試験は5年連続での土曜日開催となり、午前10時半から初級、中級、上級で行われた。北國新聞会館では初級のみ当日受験を受け付け、26人が申し込んだ。 すでに中級と上級に合格している藤井佳秋さん(68)=金沢市寺町1丁目=は、完全制覇を目指して今回は初級を受けた。 神社や加賀友禅などテーマを決めて町巡りをしながら実践的な知識を培ってきたといい、「古いものを大事にし、新しいものも取り入れる金沢の素晴らしさは大いに自慢できる。検定を通して、さらに町への理解が深まった」と話した。 ●26日に合格発表 試験は4者択一のマークシート形式。金沢の自然や美術工芸、産業など幅広い分野から100問が出題され、80点以上が合格となる。26日午後2時に金沢検定のホームページに合格者の受験番号を掲載するほか、合否とともに問題・解答を郵送で通知する。合格者には合格証と認定証、合格バッジが贈られる。