純正部品を確保することに注力「今後も乗り続けていきたいですね」とブルーバード・オーナー
取材車両である最上級のアテーサリミテッドには、エンジンにはDOHCターボのCA1DET型が搭載されている。このエンジンにより175psと高い馬力を実現した。加えて4WAS(4輪ABS)の搭載により高い安定感も実現した。 【画像17枚】4ドアハードトップのリアシートは、6対4分割可倒式を採用。大きな荷物も積載可能なレイアウトとなっており走行性能も積載力も高いモデルとなっているブルーバード。エンジンルームでは、フロントストラット上部には、3ウェイアジャスタブルショックアブソーバーのユニットが備わる 【最強の系譜 4WD+ターボ 1988年式 日産 ブルーバード 4ドアハードトップ SSS アテーサリミテッド】 オーナーの父親はブルーバードを数台乗り継いできたわけだが、その影響でアテりみさんにとってブルーバードは身近な存在であり、大好きなクルマでもあった。なかでも、父親が2005年に購入したU12はデザインが好きで、いつかは自分も所有したいと感じていた。そして免許取得後は、たびたびU12を借りてドライブを楽しんでいたが、約9年前に父親から正式に譲り受けたという。 晴れてオーナーのマイカーとなったU12は、父親があまり乗っていなかったため、走行距離は年式を考えると比較的少ない状態。しかしボディの塗装が劣化していたため、ボンネットやルーフを再塗装。近年ではエアコンの修理も行った。また、数年前にはフロントバンパーに亀裂が入ってしまい、中古部品を探すことに。しかし標準形状は出てくるものの、エアロバンパーは皆無。こうして悩んでいたところ、ワンオフ製作してくれるショップを見つけ、純正と同形状のエアロバンパーを製作してもらった。 今後は、足回りやマフラーを交換したいそうだが、基本的にはオリジナルを維持していく予定。そして、手をつけたい部分はまだまだあるが、パーツ不足が悩みの種だそうだ。 OWNER’S VOICE デザインや走行性能がお気に入り 「維持費が掛かるので何度も手放そうとしましたが、このクルマを通じて仲間と知り合えたので、乗り続けてきてよかったと思っています」と話すオーナー。これまでオルタネーターやリレーのトラブルなどを経験してきたことで、現在は純正部品を確保することに注力しているそうだ。そして、「修理する部分がとにかく多いですが、デザインや走行性能が気に入っているので、今後も乗り続けていきたいですね」と抱負を語った。 初出:ハチマルヒーロー 2017年5月号 Vol.41 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部