北陸新幹線開業で観光に目覚める!? 観光業盛んな石川の隣県・福井の”矢継ぎ早”な戦略
「はぴバス」は新幹線の停車駅4駅を発着点に、地域の観光地をめぐります。 恐竜博物館、越前大仏を回るコースや、大本山永平寺、一乗谷朝倉氏遺跡を回るコースなど11のコースが用意され、歴史や自然体験などを楽しめます。 また今年6月から新たに導入されるのが、新感覚XRバス「WOW RIDE」車窓に映像が映し出され、移動時間も飽きさせない工夫がされています。 観光客「福井は自然がいっぱいでいいと思う。また来たいと思う」 また来てもらいたい。福井県は矢継ぎ早にアピールを展開します。まちの玄関口を眺めるとその力の入れようがわかります。 福井駅を出るといたるところで見かけるのが恐竜。福井県が誘客で取り組んでいるのが「まち歩き」です。 そして、福井城の復元もその一つです。徳川家康の次男・初代福井藩主・結城秀康が1606年に築城した福井城。その敷地には県庁がありますが、福井駅からも近くまち歩きのスポットとしては抜群の立地です。福井城を満喫してもらいたいと始まったのが、VRです。 スマートフォンを使って、かつての福井城の全景をながめ楽しむことができます。 また、福井県では城の南西の角に明治初期まであった高さおよそ16メートルの坤櫓(ひつじさるやぐら)の復元工事を、早ければ2025年度には着手する方針です。 また、中心市街地の観光誘客や県内での宿泊を促進するために力を入れているのがライトアップです。市民や観光客に風情を楽しみながら周遊してもらうための拠点作りも進められています。 まちづくり福井・岩崎正夫会長「これだけ街に近いところに自然が残っているという部分を使いながら、足羽山とか隣の浜町といった旧料亭街といったところに足を運んでいただく仕掛けを作って行きたいと思っています」 店員「海の幸を丸ごと使ったお煎餅、いかがでしょうか」 北陸新幹線延伸に合わせて、福井駅に3月誕生した「くるふ福井駅」は、観光客だけでなく地元の人たちも呼び込み市中心部に新たな賑わいを創出しています。
人が増えることで新店舗もオープンし、「まち歩き」の楽しさも増す。 新幹線開業で迎えた「100年に1度のチャンス」をどのように最大化させていくのか。「北陸の観光といえば福井も!」福井県の鼻息は荒いようです。
北陸放送