「WBC後の日経平均は年末までに必ず上昇」の摩訶不思議
大谷翔平選手は準々決勝で最速164キロを記録。WBCの年は大会が終わった後、日経平均はすべて年末までに上昇している(写真:AP/アフロ)
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が想像以上の盛り上がりを見せている。日本中を熱気と歓喜に包んだ「侍ジャパン」は、2006年以来「5大会連続でベスト4以上」が確定。日本時間の21日には、アメリカ・フロリダ州マイアミでメキシコと対戦する。3大会ぶりの世界一奪還を目指して決勝に進めるか、同日の昼頃には勝敗が決まるはずだ。 ちなみにアメリカでは、毎年2月に行われるアメリカンフットボールの決勝戦となるスーパーボウルで、有名な株式のアノマリー(科学的な根拠はないがよく当たる経験則)がある。すなわち、「NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)が勝てばその年の株価は上昇、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)が勝てばその年の株価は下落」というものだ。 あらためて言うまでもなく、スポーツイベントと株式市場は直接的な因果関係がない。しかし、マーケットに関わる者の性(さが)として、野球(WBC)の場合はどうなのか、その後の株式市場の行方を調べてみた。
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中井 裕幸