テーラーメイドのドライバー“最新vs.歴代”で鈴木悠介プロが比較試打&解説!「カーボンツイストフェースはチタンじゃ実現できない高打ち出し&低スピン」
日進月歩、テクノロジーは進化し続けている。ゆえに“最新こそ最良”なのは紛れもない事実。しかし、100人いたら100通りのスウィングがあるのもこれまた事実。つまり、自分のスウィングにもっとも合うドライバーが過去モデルに潜んでいる可能性は十分にある。ぜひ“運命の一本”を見つけてほしいという想いで2024年8月号の「月刊ゴルフダイジェスト」では、数年前のモデルから最新モデルまでのドライバー試打を敢行している。また記事末に紹介したドライバーの過去記事があるので、悩んでいる方は参考にしてほしい。「みんゴル」ではその中から2メーカー分を紹介する。第1弾のキャロウェイに続き、第2弾はテーラーメイド編をお届けする。 第一弾はこちらから! 【インプレッション条件】 [試打ボール] タイトリストv1 [計測器] フライトスコープ [ヘッドスピード] 46m/sで統一※ベスト5球の平均値を掲載
TaylorMade チタンじゃ実現できない高打ち出し・低スピン
締まった見た目が好き? 安心感がある顔がいい? フェースにカーボンを使用したテーラーメイドの6モデルを打ち比べた鈴木プロはこう話す。 「『ステルス』と『ステルス2』の見た目を比べると、前者はマットなクラウンで引き締まって小ぶりに見えますが、後者はクラウンに光沢があって目立つぶん安心感があるし、クラブが短めに見えるので振り抜きやすくて当てやすい。『Qi10』も後者になるでしょう。そのあたりは打ち手の好みで選べばいいのではないでしょうか。これらカーボンフェースのモデルは総じて、打ち出しが高くてスピンが少なめ。モデルが新しくなるにつれて、ヘッド速度が遅くても球が上がりやすくなっているし、ミスカバー力が高くなり、より安定してキャリーが伸ばせます」
2022年発売 アスリートが高打ち出し&低スピンに
■ステルス (TENSEI TM 50/5S) ■中古価格:1万7440円~3万5131円 ■試打スペック:◎ロフト/10.5度 ◎長さ/45.5インチ ・総飛距離:248.6ヤード ・初速:70.1m/s ・スピン量:2279rpm ・打ち出し角:12.9度 軽量のカーボンフェースを用いて、初速効率と設計自由度を上げた。「自分のヘッド速度で振ると球が上がりますが、落とすと球の高さやつかまりが足りないかも」(鈴木プロ・以下同)