「阿部一二三、攻撃的でたまんない!」柔道・日本チーム圧勝にファン大興奮!一方で連戦の高山莉加を心配する声も「なんとか頑張れ...!」【パリ五輪】
パリ五輪柔道競技の男女混合団体戦が現地8月3日に行なわれ、日本代表は準々決勝でセルビア代表に4ー1で勝利。準決勝進出を決めた。 【画像】パリ五輪に挑む男子柔道日本代表選手7名を一挙紹介! 五輪では前回東京大会から実施されている男女混合団体戦。男子は73キロ以下、90キロ以下、90キロ超の3人が、女子は57キロ以下、70キロ以下、70キロ超の3人の、計6選手が同じカテゴリーの選手同士で試合を行う。4戦先勝方式で勝敗数が3-3で並んだ場合は抽選で選ばれた階級で再度試合を行う。 初戦となった2回戦、スペイン代表との試合では57キロ級で阿部詩、70キロ級で高市未来、90キロ級で村尾三四郎が勝利を収めるも3-3と並ばれ、70キロ級の再戦となった第7戦では高市が見事に勝利。しかし初戦から厳しい戦いを強いられた。 メンバーを変更し臨んだ準々決勝。第1戦は73キロ級、阿部一二三が同じく個人で66キロ級として出場していたストラヒニャ・ブンチッチと対戦。阿部の得意な組み手を嫌がったブンチッチが指導をとられるとその後も両者に指導。後がなくなったブンチッチの攻めを見切り、大内刈りで技あり。残り30秒にも再び大内刈りで合わせ技一本。今大会いまだ負けなしの阿部が抜群の安定感で日本チームに先制点をもたらした。 70キロ級では個人戦でも同階級で出場した新添左季が、個人57キロ級で舟久保遥香と対戦し敗れたマリツァ・ペリシッチを相手に、1分30秒過ぎに技ありを奪うと残り1分弱で得意の鋭い内股で一本勝ち。続く90キロ級は、個人81キロ級の金メダリスト永瀬貴規が個人90キロ級2回戦で敗退したネマニャ・マイドフに挑んだ。重量で劣る永瀬は寝技などを有効に使いマイドフの体力を奪ったほか2つの指導を誘発。延長戦に入ると消耗が顕著に出てきたマイドフに消極的な指導が下され、“最強”永瀬が番狂わせを起こした。 前日の個人78キロ超級で素根輝が負傷棄権した影響で、日本チームでは70キロ超級のみ高山莉加が連戦。相手はまさに素根が敗者復活戦で戦う予定だったミリツァ・ザビッチだったが開始早々技ありを奪われる苦しい展開に。その後も技ありで合わせ技一本を奪われ3-1とした。90キロ超級では同じく個人100キロ級のウルフ・アロンがアレクサンダル・コクリと対戦。指導2つをとられたものの、残り1分30秒ほどで技あり、さらに抑え込みで合わせ技一本による勝利を収めた。 この結果にファンからは、 「阿部一二三、攻撃的でたまんない!」 「ウルフアロン逆転!あっぶねー!」 「高山しんどいだろうけどなんとか頑張れ...!」 といった声が上がった。 日本チームは次戦、ドイツ代表とブラジル代表の勝者との準決勝に臨む。 構成●THE DIGEST編集部
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