幕張メッセで開催された『ウマ娘 プリティーダービー Twinkle Circle! in MAKUHARI』

クロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』(略称：『ウマ娘』)のファンイベント「ウマ娘 プリティーダービー Twinkle Circle! in MAKUHARI」が、10月19日・20日の2日に渡り、千葉県・幕張メッセで開催された。「Twinkle Circle!」は、トレーナーとウマ娘の「絆」をテーマに、ライブパート・トークパート・バラエティパートを盛り込んだ新たなイベントで、8月の函館開催を皮切りに愛知、幕張、大阪、福岡の5都市を巡る。今回は20日に行われたDAY2・2部のハイライトをお届けしたい。 ■大観衆の目の前を駆け抜けた「幕張大障害」 熱狂に包まれた幕張公演の模様 幕張公演の千秋楽となったDAY2・2部は、ニシノフラワーとカツラギエースによる本公演用の“ぱかチューブ”が上映された後、初出走のキャストをまじえて、ステージ上に15人のウマ娘キャストが登場しスタート。アリーナからスタンド席まで大満員のトレーナーに加え、YouTubeチャンネル「ぱかチューブっ!」での一部公演内容の無料配信にも数多くの視聴者が集まった。 コーナーのトップを飾ったのは、バラエティ企画「メッセを駆け巡れ！幕張大障害」。「チーム落花生's」と「チームえだまめーず」の2チームに分かれ、観客席の通路をコースにリレー形式で行う障害物競走だ。 チーム落花生'sは星谷美緒さん(マヤノトップガン役)、チームえだまめーずは神谷早矢佳さん(バブルガムフェロー役)を第一走者として、会場内に鳴り響くファンファーレの後レースがスタート。キックボード、大ニンジン転がし、足つぼマットと続く障害で先行したチームえだまめーずは、野口瑠璃子さん(サクラチヨノオー役)と真野美月さん(サクラローレル役)のヴィクトリー倶楽部コンビが、絆を感じさせる二人三脚でリードを拡大。チーム落花生'sも夏吉ゆうこさん(シュヴァルグラン役)がパン食い競争で追いすがるも、先にゴールしたのは月城日花さん(ウインバリアシオン役)。1分45秒のタイムでチームえだまめーずが勝利した。 ■笑いあり、驚きあり、感動ありのトークコーナー 続いてのコーナーは、トークパート「押したのは誰？ウマ娘ここだけトーク！」。トレーナーさんとの絆をより強くするため、よりウマ娘キャストのことを知ってもらうため、さまざまな質問を出題。お題に当てはまると思ったキャストがボタンを押し、その人数がモニターに表示され、さらに質問について回答するという内容だ。 コーナーMCの松岡美里さん(タニノギムレット役)からは「今年のハロウィンは仮装をしたい！」といった季節ネタをはじめ、「実はライブで歌唱するのは恥ずかしい！」のようにキワドイお題も出題。恥ずかしいと答えた2人のうち、月城さんは踊るのが苦手で、大舞台で踊りながら歌うことに不安を感じていると告白。松岡さんからは堂々としていると励まされ、それを聞いたトレーナーからも大きな声援が上がった。また、河井晴菜さん(ニシノフラワー役)は引っ込み思案のため大勢の観客に見られるのが恥ずかしいと小さくなりながらも、みんなが楽しんでいるのを見て頑張れていると、キャストやトレーナーに向けて感謝を伝えた。 「誰にも言ったことがない秘密がある！」というお題では、ボタンを押したものの名乗り出なかった出走者に代わり、春川芽生さん(シンボリクリスエス役)が“拳を叩いた時に大きな音が鳴る”という不思議な特技を生披露。パキッという音がはっきり鳴り響き会場中がどよめいた。 「トレーナーさんにお願いしたいことがある！」という質問では、野口さんとトレーナーたちによるファイ・オーッ！とチヨノ・オーッ！のコール＆レスポンスが実現。さらに「松岡美里に言いたいことがある！」というMCへのまさかの逆質問では、キャスト14人による松岡さんへのありがとうが大合唱で伝えられた。 ■ご当地問題に大苦戦!?会場参加型クイズの結末は 3つ目の企画は「トレーナーさんと協力！都市対抗風船脱出クイズ」。3択クイズの答えを会場のトレーナーがペンライトの色で示し、それをもとにウマ娘キャストが回答する会場参加型企画で、「Twinkle Circle!」が開催される5都市の会場それぞれの得点で競う都市対抗戦となっている。 回答者以外のウマ娘キャストは、制限時間になると破裂する巨大風船が設置された3つのボックス内に閉じ込められ、正解数に応じて救出できるという仕組み。しかし、「千葉県の農作物で生産数が1位じゃないのはどれ？」「千葉県のアンケートでおすすめ1位の郷土料理は？」と、千葉県のご当地問題は歯ごたえのある難問揃い。2つ目のボックスまでは脱出に成功したものの、13問正解の時点で時間切れを迎えてしまい、最後のボックスに入っていた春川さん、松岡さん、月城さんは風船の大爆発に目を丸くしていた。 ここでバラエティコーナーが終了し、イベントは折り返しに。ライブパートの準備のためウマ娘キャストが舞台裏へ。その間、会場モニターでは特別映像「いいものお届け！ぱかショッピング」が放映された。TVアニメ版『ウマ娘 プリティーダービー』のトレーナー役としておなじみの沖野晃司さんがMCを務めるコミカルなショッピング番組で、幕張公演ではドゥラメンテ役の秋奈さん、ジェンティルドンナ役の芹澤優さんがゲストとして登場。ビーレジェンドのプロテイン飲料「WPCプロテイン」とのコラボ第2弾として登場したドゥラメンテパッケージプロテインをコント仕立てで紹介した。 ■大満員の会場を沸かせるウマ娘15人のパフォーマンス そしていよいよ後半戦となるライブパートがスタート。1曲目は15人全員歌唱の「U.M.A. NEW WORLD!!」で、低音域から高音域、静と動が入り混じるテンポの楽曲をダイナミックな振り付けとともに歌い上げ会場のボルテージは一気に引き上げられた。 オープニングトークを挟み、続く2曲目は「GOCHI WEEKキャンペーン」のテーマソングでもある「GOCHISO様」。MV版のオリジナルメンバーの藤原夏海さん(カツラギエース役)と野口さんに加え、真野さん、松岡さん、夏吉さん、福嶋晴菜さん(ダンツフレーム役)、藤本侑里さん(ジャングルポケット役)、小島菜々恵さん(ラインクラフト役）の8人で、ごちそう作りに励むおもしろおかしい歌詞世界を楽しげに表現した。 引き継ぐようにはじまった3曲目は、明るくポップな曲調の「RUN×RUN！」。星谷さん、河井さん、月城さん、春川さん、天海由梨奈さん(ミスターシービー役）、奥野香耶さん(ヴィルシーナ役)の6人は、甘やかな歌声から凛々しいトーンまで、それぞれの持ち味が絡み合った歌唱で会場を沸かせる。間奏では、ヴィルシーナ役の奥野さんとウインバリアシオン役の月城さん、それぞれライバルに負けないという強い思いを抱く二人が掛け合いを披露する一幕も見られた。 4曲目の「ウマすぎ！グルメパレード」は、星谷さん、春川さんと入れ替わるように、野口さん、夏吉さん、小島さん、神谷さんが登場。9人で歌う同曲は、ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』内の育成シナリオ「収穫ッ！満腹ッ！大豊食祭」で獲得できる楽曲。キュートなメロディと前向きな歌詞が織りなす幸福な雰囲気が、歌と踊りによって会場上に届けられた。 続く5曲目は、星谷さん(マヤノトップガン役)、真野さん(サクラローレル役)、神谷さん(バブルガムフェロー役)の3人編成による「NEXT FRONTIER」。頂点を目指す決意が鋭いビートに込められた楽曲で、立ち上る炎や映像、そしてトレーナーのペンライトが灯す赤色とともに、3人の情熱的な歌唱が会場の雰囲気を一変させた。 ここでぱかチューブっ!の配信は終了し、イベントもいよいよ最終盤。6曲目は劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』の主題歌「Ready!! Steady!! Derby!!」。劇場版の映像を散りばめた演出を背に、藤本さん、春川さん、松岡さん、福嶋さんの4人が爽快感あふれるナンバーを大迫力で表現。劇場版の主人公であるジャングルポケット役の藤本さんと福嶋さんによる掛け合い、そして藤本さんの咆哮が響き、会場のテンションは最高潮に達した。 その余韻がいつまでも冷めやらぬ中、15人全員が登壇し最後の挨拶へ。その中で藤本さんは、初のMCで余裕がないところを周囲の優しさに支えられ、さらに渾身の演出が光った「Ready!! Steady!! Derby!!」を披露したことで、幕張公演がより特別な思い出になったと振り返った。 そして最後は、「うまぴょい伝説」をキャスト全員が歌唱。トレーナーのコールやペンライトとともに、まさに会場中が一体となって大興奮。ライブパート終了後は、キャストのサイン入りTシャツのプレゼント抽選会や記念撮影が行われるなど、ウマ娘とトレーナーたちの絆をさまざまな形で感じるイベントとなった。 なお、同公演の模様は2024年11月5日(火)12:00 までぱかチューブっ!で配信のアーカイブ視聴が可能だ。 (C) Cygames, Inc.