悪ガキたちが大冒険。カンヌはじめ世界の映画祭を席巻した「リトル・ワンダーズ」
悪ガキたちの冒険を描き、第76回カンヌ国際映画祭監督週間に出品されてカメラ・ドール候補となるなど各国映画祭で評判を呼んだ「リトル・ワンダーズ」が、10⽉25⽇(⾦)より新宿武蔵野館ほか全国で公開。ポスタービジュアルと予告編が到着した。 「リトル・ワンダーズ」予告編 アリス(フィービー・フェロ)、ヘイゼル(チャーリー・ストーバー)、ジョディ(スカイラー・ピーターズ)の悪ガキ3人組“不死身のワニ団”。ある日、ゲームで遊ぶ代わりに、ママのためにブルーベリーパイを作ることに。ところが必要な卵を、謎の男(チャールズ・ハルフォード)に横取りされてしまった。 奪い返そうと追いかけた3人は、魔女(リオ・ティプトン)率いる“魔法の剣一味”に遭遇し、怪しい企みに巻き込まれてしまう。そこで、森で出会った魔女の娘ペタル(ローレライ・モート)を仲間に加え、悪い大人に立ち向かうが……。
監督を務めたのは、カリフォルニア芸術大学でグラフィックデザインやファッションデザインを学んだ後に映画制作を始め、本作で長編デビューを果たしたウェストン・ラズーリ。 16ミリフィルムの質感もマッチした、わんぱくでキュートなネオ・アドベンチャーに、ノックアウトされること間違いなしだ。
ウェストン・ラズーリ監督のメッセージ
誰もが「この世界に住みたい」「彼らの一員になりたい」と思うような世界観を持つ、究極の子ども映画を作りたかったんです。物語の出発点には、私が子どもの頃に好きだったスパイごっこやボードゲームがあります。特に後者に関しては、よく遊んでいた年代物のボードゲームが、シンプルながら絵やデザインが凝っていて、子どもながらにとても魅力を感じました。その一方で「ジュマンジ」のような雰囲気も持ち、一度始めたらゴールするまで終わらない呪いのような引力もあります。まさにそんな映画を作りたかったので、本作の世界観に影響しています。また、私が育ったユタ州で撮影できたのも、子どもの頃を思い起こしながら創作できた理由の一つで、劇中のスーパーマーケットは実際に子どもの頃によく通ったお店です。
「リトル・ワンダーズ」
脚本・監督・製作:ウェストン・ラズーリ 出演:リオ・ティプトン、チャールズ・ハルフォード、スカイラー・ピーターズ、フィービー・フェロ、ローレライ・モート、チャーリー・ストーバー 2023年/アメリカ/5.1ch/シネマスコープ/英語/114分/PG12 原題:RIDDLE OF FIRE 字幕翻訳:髙橋彩 配給:クロックワークス © RILEY CAN YOU HEAR ME? LLC 公式サイト:https://klockworx.com/littlewonders