障害や病名を周囲に知らせるシール 配慮必要な人のため松山のNPO製作(愛媛)
外見で分からない障害や疾患があり、配慮が必要な人のための「ヘルプマーク」を当事者に活用してもらおうと、愛媛県松山市のNPOが「自閉症」「知的障がい」「てんかん」など具体的な障害や病名入りのシールを製作した。ヘルプマークに貼って知らせることで「周囲に温かく見守ってほしい」との考えだ。 NPOは「障がい者・児の性と生を考える会」。渡辺泰正代表によると、発達障害や知的障害のある人はパニック時の大声、独り言などの行動から「変な人」「おかしな人」と見られがちで、生きづらさを感じている。「周囲に障害や病名を開示してもいい」と考える人にシールを活用してもらい、災害時の避難所などでも役立ててもらいたいという。松山市の市民活動推進補助金を活用して製作した。
愛媛新聞社