【伊原春樹コラム】井上温大、浅野翔吾、松山晋也……今年台頭し、来年以降チームをけん引しそうな楽しみな選手たち
8月28日のヤクルト戦[神宮]で第3号アーチを放った浅野。巨人打線に欠かせない存在となっている[写真=井田新輔]
【伊原春樹の野球の真髄】 今年台頭を果たして、この先、長く主力選手としてチームをけん引しそうな選手がいる。9月1日現在(以下同)、広島と0.5ゲーム差で2位の巨人では先発左腕の井上温大と高卒2年目の浅野翔吾だ。5年目を迎えた井上はここまで21試合に登板し、7勝4敗、防御率3.04。昨年までの4年間で1勝のみだったから、大きな飛躍を果たしている。 ストレートの平均球速は140キロ台中盤だが、高めにホップするような軌道を描くのが打者にとって厄介だ。スライダー、フォーク、カットボール、ツーシームといった変化球の精度が向上。投げっぷりの良さが持ち味だがコントロールも抜群で、打者を見て落ち着いて投げることもできている。来年以降も長く巨人の先発陣を支える存在になれるはずだ。 浅野は高卒2年目とは思えないほどの成長を果たしている。昨年、ドラフト1位で入団・・・
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週刊ベースボール