《マンU史上最悪の補強》とまで言われたFWが33歳で過ごす全盛期 AFCONでも躍動した特別なシーズンに
カーボベルデ代表でも活躍
かつてマンチェスター・ユナイテッド史上最悪の補強の1つとまで言われた男は、33歳にして全盛期と呼んでいい時間を過ごしている。 充実のシーズンを過ごしているのは、ラ・リーガのラージョに所属するFWベベだ。 ベベが最初に話題となったのは2010年のことで、ポルトガルのヴィトーリアSCからマンUへ移籍した。しかしアレックス・ファーガソン氏率いるマンUに居場所はなく、全く結果を残せないままイングランドを去っている。 その後はポルトガルのベンフィカやスペインのエイバルなど複数クラブを渡り歩き、2018年よりラージョに完全移籍。今季も絶対的な主力というわけではないのだが、定期的に出番を得ている。 何より今季は1月から2月にかけてアフリカ・ネイションズカップが開催され、ベベは2022年よりカーボベルデ代表を選択している。カーボベルデ代表では主力の1人として活躍し、グループステージのモザンビーク戦で得点も記録。ベスト8に入るサプライズに大きく貢献した。 ラージョへ戻ってからはベンチを温める日々が続いているが、『La Liga World』によればベベはラージョでの日々に大満足のようだ。 「ここラージョ・バジェカーノにいることを光栄に感じている。僕はここで楽しんでいる。偉大な選手として、みんなの記憶に残りたい。僕の心の中には、いつもラージョがあるんだ」 ラージョでの出場試合数は180試合を超えていて、思い入れは強いだろう。通算得点24ゴールはアタッカーとして物足りないかもしれないが、ベベにとっては特別な時間だ。
構成/ザ・ワールド編集部