阪神・淡路大震災からきょうで29年 神戸市で追悼のつどい
日テレNEWS NNN
6434人が犠牲になった阪神・淡路大震災が起きてから29年です。追悼のつどいが行われている兵庫県神戸市の会場から読売テレビの佐藤翔平記者が伝えます。 29年前の1月17日、震度7の揺れが街を襲いました。6434人の命が失われました。人々の日常も奪われました。「まさかここで…」誰もがそう口にした震災は、その後も、日本のいたるところで起きています。多くの命が奪われた午前5時46分、街は、祈りに包まれました。 友人を亡くした男性「もっと会いたかったなと。29年前、5時46分には一瞬で形が変わったよと伝えたい」 息子を亡くした女性「(息子の死を知ったとき)膝が動かなくなった。がくっと折れたようで。あの日のことが鮮やかに記憶されている。この間を、心が空っぽの状態で生きてきたのかなと思うと、(29年という)数字を見ると悲しい」 元日には能登半島地震が起きました。地震で助かったにもかかわらず、避難先で命を落とす、いわゆる災害関連死も出始めています。被災地には息の長い支援が必要です。 今年、灯籠で描かれた「ともに」という言葉が示すように、29年前の教訓を行動に変え、ともに支え合う姿を神戸からも届けたいと思います。