忠実に再現して細部にいたるまでこだわりが詰まっています。 制作から２０年以上が経ち痛みが目立っていた唐戸市場のシンボル、 フグのオブジェが地元の大学生によってリニューアルされました。 長さ約５メートルのフグのオブジェ。 さまざまな色を重ねて塗っているのは東亜大学でアートやデザインを学ぶ学生たちです。 ＝上本雅さん＝ 「やっぱり、ガラッと変わっちゃうと（市場関係者の）拒否反応とかが 起きちゃうかなっていうのもあって」 ＝大出萌さん＝ 「極端に派手にしすぎず、でも華やかさを捨てずっていうのを…」 細やかなグラデーションに加えアクセントに「金」を使うなどこだわりが詰まっています。 このオブジェは２００１年に開催された山口きらら博のために制作され 約１５年前に唐戸市場にやってきましたが表面のプラスチック樹脂がはがれるなど 損傷が進んでいました。 そこで学生たちが市場の関係者の意見を聞きながら新しいデザインを考案。 ことしの７月から塗装に取り掛かりきょう完成しました。 ＝ｙａｂ記者＝ 「こちらが完成したオブジェです。トラフグの模様が忠実に再現されています。 また、体の中心あたりには、山口県の形が描かれています」 ＝大出萌さん＝ 「山口県のフグはおいしいよっていうのをね、アピールしながら、 下関のマークも入れることで、「山口県下関市のフグ」を、 ここに訪れた方々により知っていただいて広めていただけるシンボルになれば いいかなと思います」 デザインを考案したリーダーの上本さんは 訪れた人の記憶の片隅に残るような「愛されるモニュメントになってほしい」と 話していました。