<春に挑む・東海大菅生センバツへ>選手紹介/14 松永大輝投手(2年) 大舞台での活躍渇望 /東京
◇松永大輝(ひろき)投手(2年) 切れのよい変化球が身上の左腕。ここぞの場面でマウンドに上がり、ピンチを切り抜ける働きが期待される。 入学以来、浮沈を繰り返してきた。1年の夏にレギュラーを競うAチームに昇格したが「何をやってもうまくいかない」状態に陥り、続く秋の大会ではメンバーからもれた。練習を見直し、ランニングで意識的に周りよりスピードを上げて走って体を作った。 2年になった昨年夏は、西東京大会を前に右膝を骨折した。スタンドから仲間の投球を見て「自分だったら」と唇をかんだ。秋季都大会を前に回復しメンバー入に入ることができたが、登板機会はなかった。 膝が治り、球速が上がってきた。筋肉を鍛えるためゴムチューブを引き、練習後には必ずストレッチを欠かさない。けがをしない体作りを心がけている。「小学生の時から投手にこだわってきた。甲子園では自分が投げたい」。大舞台での活躍を渇望している。【林田奈々】=随時掲載 ……………………………………………………………………………………………………… 「投げて活躍して有名になりたい」。左投げ左打ち。170センチ65キロ。 〔都内版〕