きのう公示された衆議院選挙の期日前投票が、きょうから県内各市町村で始まりました。 今回は県知事選挙と重なり、期日前投票にもさまざまな影響が出ています。助田記者がお伝えします。 富山市役所の期日前投票所です。 きょうは朝から、さっそく有権者が訪れて1票を投じていました。 期日前投票をした人「早くやってしまおうと思ったから。それときょう市役所に予定があったからちょうどやっていると思って来ました。大いに関心ありますよ」 助田記者「知事選と重なったこともあり投票箱は4つ設置されています」 今月10日に告示された知事選の期日前投票は、既に始まっていました。 きょうからはそれに加えて衆院選の小選挙区と比例代表、そして最高裁判所裁判官の国民審査と、投票を合わせて4回行います。 訪れた有権者が混乱しないように期日前投票所では、有権者が進んでいくルートを工夫しました。 富山市選挙管理委員会事務局　桜井光王参事 「円滑に滞留がないように投票が進むように、いろいろと限られたスペースの中でどういった導線を作っていくのか。事前にいろいろと検討したうえで進めてきた。」 一方、期日前投票が知事選の分しかできなかったきのうまでに富山市役所で投票した人はおよそ1200人で、前回の同じ時期の2割以下に留まっています。 富山市選挙管理委員会事務局　桜井光王 参事 「二つで一つで投票しようかなという人たちも多く来場されるんじゃないかなと思っています。同日選挙ということもありますので、選挙に対する関心も高くなってくると思いますので、多くの方に投票に来ていただきたいなという思いではあります。」 富山市は今回、27日の投票日も合わせると投票箱がおよそ500個必要になりますが、ストック分をやりくりして確保できたということです。 また27日の開票にも影響が及びます。 県議補選を合わせて3つの選挙の作業が重なる高岡市が、開票開始時刻を前回の衆院選より15分遅らせるなど、作業がずれ込む市町村が出ています。 選挙が重なったことで、期日前投票にも投開票当日にも様々な影響が及んでいます。 衆院選と知事選の期日前投票は投票日前日の26日まで、一部の投票所を除いて午前8時半から午後8時まで行われています。