【バレー】まさかのヒカルに届いた!? 廃部危機のV男子大分三好の選手、OBらが期限延長を求めて署名活動をスタート
バレーボールV.LEAGUE DIVISION2MENの大分三好ヴァイセアドラーが、創設者でオーナーだった三好博氏の急逝によって廃部の危機が迫っている。一般社団法人日本バレーボールリーグ機構に対し、ライセンス提出期限の延長を求める署名活動を開始した。署名はオンライン署名サイトの「https://www.change.org/」で行われており、現時点で2000人を超える署名が集まっている。 チームに在籍する武藤茂選手が発起人としてスタート。 「3/11 に私たち三好内科循環器科医院院長であり、大分三好ヴァイセアドラーのチームオーナーである、三好医院長が亡くなり、チームである、大分三好ヴァイセアドラーは解散の方向に進んでいます。期限はあと1日もなく、非常に厳しい現状です。しかし私たちはまだ諦めていません。そしてチームを残すためには、まず、JVLからライセンス提出期限の延長が必須条件だと考えています。」「期限延長が認められれば、新しいオーナー探しや、母体の確保、資金集め等へ時間をかけることが可能となります。そして再びVリーグへ挑戦する機会を得られます。」 CHENGE ORGでの声明より抜粋。 そして昨日ミラクルが起きた。彼らが呼びかけていた人気ユーチューバーのヒカルさんが、配信中にこの件について取り上げてもらえたとのこと。ヒカルさんは「助けたいけど、期間が短すぎるし、中途半端には関われない」と悩む様子だったという。 しかし日本中誰もが知る人気ユーチューバーに取り上げてもらえるという、まさにミラクルが起きたからには次のステップに進むことも可能になるかもしれない。 筆者は実はいわゆる「人気ユーチューバー」という存在を彼らの名前でしか知らず、浅学ながらヒカルさんについても同様だった。このため島﨑さんらがなぜヒカルさんに訴えかけようとしたのかあまりにも唐突に思え、理由を聞いてみた。すると普段からヒカルさんの動画が大好きで、一緒に声を上げた山田選手ともよくヒカルさんの動画の話題で盛り上がること以外に、前回の記事で紹介したように、ヒカルさんが大分に展開するファミレス「ジョイフル」のアンバサダーだったことやホテル事業を展開したいと考えているとのことで、試合観戦とホテル事業をセットにしたらどうか、またはヒカルさんがすでに展開しているコスメ事業、アパレル事業は男子バレーの主なファンである女性に親和性が高いこと、アパレルではユニフォームなども展開できるのではといった具体的な理由を次々と教えてもらった。「なるほど」となるとともに、非常に現代的な試みだと強く思った。過去に廃部になったチームはいくつもあるが、オンライン署名までは過去にも経験したが「人気ユーチューバーに訴えかける」というのは初めての試みだろうからだ。しかもきちんとした提案理由もあってということで。 ヒカルさんに届くことは筆者自身も正直厳しいのではと考えていたが、まさかの実現と、意外と言っては失礼になるかもしれないが、ヒカルさんの誠実な対応にも驚いた。 確かに期間が短すぎる。まずはこの点について武藤選手が立ち上がった。 大分三好が次の奇跡を起こせるか。 ヒカル(Hikaru)さんのチャンネルURL:https://www.youtube.com/@hikaruYouTube 署名はこちらのURLから:chng.it/dKmjGf8yCZ
中西美雁