松平賢二が11年振りの日本代表内定 女子は大藤沙月が逆転優勝<アジア卓球選手権&世界選手権予選会日本代表選考会>
<2024年アジア卓球選手権アルマトイ大会(個人戦)兼 2025年世界卓球選手権ドーハ大会(個人戦)アジア大陸予選会 男女日本代表選手選考会 日時:6月20~21日 場所:赤羽体育館> 【画像】WTTスターコンテンダードーハ2冠の木原 6月20、21日、赤羽体育館にて、2024年アジア選手権兼2025年世界卓球選手権アジア大陸予選会の日本代表選考会が行われ、男女それぞれ優勝者兼日本代表内定者が決まった。 20日の男子予選リーグでは、Aグループは松島輝空(木下グループ)、Bグループは吉山和希(岡山リベッツ)、Cグループは及川瑞基(岡山リベッツ)、Dグループは松平賢二(協和キリン)が1位という結果になり、21日の決勝トーナメントでは準決勝で松島と及川、松平と吉山が対戦した。 松島と及川の試合は終始松島のペースで展開し、及川は1ゲームも奪うことができず、ストレートで松島が勝利。もう一方の松平と吉山の試合は、競り合いの中で松平が2ゲームを先取し、第3ゲームは吉山が奪い返すも、松平が第4ゲームを制してゲームカウント3-1で勝利。 決勝は松島と松平の対戦となった。 決勝の第1ゲームは、アグレッシブなプレーを見せた松平が先取し、第2ゲームも勢いのままに松平が連取する。しかし、そこから松島が息を吹き返し、第3ゲームを奪い返すと、競り合いとなった第4ゲームも松島が連取してフルゲームに突入する。 最終第5ゲームも松島のペースで進むと思われたが、松平が再び流れを引き戻し、11-5でゲームを奪取。フルゲームの゙激戦を制して松平が優勝を飾り、2013年の世界選手権パリ大会以来となる国際大会日本代表の座を掴み取った。 女子予選リーグでは、Aグループは横井咲桜(ミキハウス)、Bグループは大藤沙月(ミキハウス)、Cグループは佐藤瞳(ミキハウス)、Dグループは橋本帆乃香(ミキハウス)が1位となり、決勝トーナメントは準決勝で横井と佐藤、橋本と大藤が対戦した。 横井と佐藤の試合は、予選リーグで1ゲームも落としてない佐藤が完璧な試合運びを見せ、佐藤がストレートで快勝。もう一方の橋本と大藤の試合は、橋本が1ゲームを奪うも競り合いを大藤が制し、ゲームカウント3-1で大藤が勝利。 決勝は佐藤と大藤の対戦となった。 決勝は、第1ゲームから佐藤がカットと攻撃を織り交ぜゲームを支配する。第1ゲームを制すると、続く第2ゲームも競り合いながらも奪取。先に優勝に王手をかけた。 後がなくなった大藤だったが、第3ゲームはなんとか佐藤の守備をはねのけ、ゲームを返す。そして、第4ゲームもデュースを制して奪取し、フルゲームへ。 最終第5ゲームはペースを掴んだ大藤が佐藤のカットの攻撃を打ち崩し、11-7で奪取。フルゲームの末に大藤が勝利を挙げ、見事な逆転劇で優勝を飾った。
最終結果
<男子シングルス> 優勝:松平賢二(協和キリン)※日本代表内定 準優勝:松島輝空(木下グループ) 第3位:及川瑞基(岡山リベッツ)、吉山和希(岡山リベッツ) <女子シングルス> 優勝:大藤沙月(ミキハウス)※日本代表内定 準優勝:佐藤瞳(ミキハウス) 第3位:横井咲桜(ミキハウス)、橋本帆乃香(ミキハウス)
ラリーズ編集部