昨年同様の波乱スタート、「2024年相場」一段高への条件
画像を拡大日経平均株価の日足チャート
2024年の東京株式市場は波乱の幕開けとなった。1月4日の大発会で日経平均株価が一時、昨年末比770円安となる場面があったが、最終的には同175円安まで下げ幅を縮めており、何とか持ち直す動きも見られた。 また、翌5日は上値が重かったものの、昨年後半から数えて4営業日ぶりの反発となり、売り込む動きは見られなかった。大発会の下ヒゲと5日の反発によって、値動きはしっかりしているという印象を受ける投資家も多いのではないだろうか。 昨年の日経平均も大発会に下落して終えたが、翌営業日以降は反発し、33年ぶりの株価水準まで上昇した。2024年の取引の滑り出しは2023年と似たパターンといえそうだ。 それでは、このさきも昨年と同様の値動きになるのか。今後の動向について、いつものようにトレンドとモメンタム分析で確認したいと思う。
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福永 博之