松山市の土砂崩れ受け「対策講じていきたい」宇和島城の城山で緊急安全点検
南海放送
今月松山市で発生した大規模な土砂災害。宇和島市教育委員会は、松山城と同じ中心市街地に位置する宇和島城周辺の緊急安全点検を行いました。 きょう宇和島城の城山では、教育委員会の学芸員と土木技師が路面や斜面の様子を歩いて確かめていました。 宇和島城は、市の中心部に位置する標高およそ70メートルの山の頂にあり、城山全体が国の史跡に指定されています。周辺には住宅地や商業地が密集しており、城山の斜面を含む広い範囲が土砂災害警戒区域などに指定されています。 点検後、宇和島市文化・スポーツ課の廣瀬岳志主任は「普段一般の方が立ち入れないような斜面のあたりを注意して点検した。災害が起きないよう、宇和島城でも対策は講じていきたいと思う」と話していました。 宇和島城では、過去の大雨などで倒木や落石が確認されているほか、ことし4月に発生した地震では山頂付近で地割れが起きています。