清水大成が初Vへ1打差2位 過去10人初優勝者が誕生の大会「あやかりたい」
◆男子プロゴルフツアー メジャー初戦 BMW日本ツアー選手権森ビル杯 第2日(7日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7430ヤード、パー71) 4打差の36位から出た清水大成(25)=ロピア=が8バーディー、2ボギーでこの日最少の65をマークし、首位と1打差2位に浮上した。過去23回で10人のツアー初優勝者を輩出している今大会で、流れに乗りたい考えを示した。次週の海外メジャー、全米オープン(13日開幕、ノースカロライナ州パインハースト・リゾート)へも弾みをつける。稲森佑貴が8アンダーで単独首位に浮上した。 清水はアイアンショットを武器に、8つのバーディーを奪取した。12番は“お先”でタップイン。続く13番でも80センチにピタリとつけるなど、キレのあるショットを披露した。前日はラインの読み違いがあったグリーン上も修正し、「チャンスにつけられて、それをパッティングでモノにできた」とうなずいた。 本格参戦4年目の今季は6試合に出場し、トップ10入りは4度と好成績。だが、初優勝には手が届いていない。今大会は過去に10人の初優勝者が誕生。「プロアマ戦のときに聞いた。あやかりたいです」と自身も流れに乗りたいところだ。 次週は自身初の海外メジャーに出場する。予選会のプレーオフを勝ち抜き、手にした全米オープン切符。「今週優勝してから、向こうに入りたい」と初Vを弾みに米国に乗り込みたいと話した。平均300ヤード近い飛距離とツアー1位のパットを武器に、国内メジャー制覇を目指す。(富張 萌黄)
報知新聞社