根室まるごとフェア盛況 東京で前年上回る1万7300人来場
北海道の根室市、ねむろ水産物普及推進協議会(まるごと根室)共催の『~世界に誇る「根室の自然・歴史・食」に魅せられる~「北海道根室まるごとフェア2024」』が9~11の3日間、東京・新宿駅西口広場イベントコーナーで開催され、前年の約9500人(2日間開催)を大きく上回る約1万7300人が来場するなどにぎわいを見せた。 根室産水産物を中心とした特産品の対面販売や、観光、歴史、風土、食文化など首都圏でPRし、特産品の認知度向上や交流人口増加を図るイベント。首都圏PR出展事業としては7回目の開催で、新宿では初の3日間開催となった。 イベントには販売事業所や市職員など計38人が参加。市によると、初日は金曜日で新宿駅を利用する通勤客が多く、夕方の帰宅時間には多くの来場があり、2日目、3日目は休日でファミリー層が多く、昼すぎからの来場が多かったという。 物産ブースでは「紅鮭(ザケ)」や「花咲ガニ」「いくら」「サンマ」など数多くの水産物が売れたほか、地酒「北の勝」や「オランダせんべい」なども売れ行き好調で3日間で売上金額は前年の245万6450円を大幅に上回る507万6354円を記録した。 また、北海道産ホタテ応援フェアを併せて開催し、2000円以上の購入者に冷凍のホタテ貝柱をプレゼントし消費拡大を図ったほか、お魚料理レシピや根室の水産加工品をまとめたパンフレットも、用意した数量が全てなくなるなど好評だった。 観光ブースではシアター形式での観光動画の常時放映などが行われ、歴史・風土・文化ブースでは根室の生き物剥製展示コーナーが盛況となり、北方領土問題啓発も実施。ステージアトラクションでは、根室市出身の三遊亭金八師匠の落語会、マジシャンのサイクロンZ氏のマジックショーも好評だった。
釧路新聞