米大統領、一部製品で対中関税率を2倍から4倍へ-労働者保護掲げ
その上で、「特定の活動やリスクに対処するとともに、エスカレーションを避けて」、こうした主要製品以外では「中国との関係を維持するよう計算されたものだ」との見解を示した。
ホワイトハウスは関税についてコメントを控えた。EVに対する関税率を4倍とすることについては、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じていた。
関係者の話では、バイデン政権はEVやバッテリー、太陽電池、鉄鋼、アルミニウムなどの主要セクターを標的とする。鉄鋼とアルミに関しては、現行の関税率がゼロか7.5%のものを25%に引き上げる方針を先に発表済み。
EVの関税率引き上げは、政治的に重要な米自動車セクターに打撃となりかねない中国製自動車の輸入急増の可能性から、米市場を守ることを目的としている。
原題:Biden’s China Tariffs Salvo to Range From Doubling to Quadruple(抜粋)
--取材協力:Annmarie Hordern、Kailey Leinz、Justin Sink、Jennifer Jacobs、Joe Mathieu.
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Josh Wingrove, Jennifer A Dlouhy, Eric Martin