衆議院選挙福岡9区、4選を目指す緒方林太郎氏が幅広い支持層に浸透…序盤情勢
読売新聞社は、27日投開票の衆院選について全国世論調査を行い、取材を加味して各選挙区の情勢などを分析した。52人が立候補した県内11選挙区のうち、2、3、10、11区で自民党の公認候補と、立憲民主党や日本維新の会の公認候補が激しく競り合っている。9区は前回当選した無所属候補が優位で、残る6選挙区は自民が優勢となっている。しかし、序盤で有権者の約3割は投票する候補を挙げておらず、情勢は今後、変わる可能性がある。（敬称略） 【写真】出馬断念の考えを表明した大家氏（11日午後、北九州市で）
緒方は幅広い支持層に浸透。立民支持層の8割強、維新支持層の6割弱をまとめた。無党派層からの支持は他候補より多く、自民支持層も3割を取り込む。
三原は、昨年の北九州市長選を巡って自民党県連から除名処分を受けた影響もあり、自民支持層と推薦を受けた公明支持層をそれぞれ4割しか固められていない。無党派層への広がりも欠いている。
山田は共産支持層の7割弱、山本は参政支持層の7割強を押さえるが、伸び悩んでいる。
〈候補者一覧の見方〉届け出順。年齢は投票日現在◇党派は自＝自民、立＝立民、維＝維新、共＝共産、国＝国民、れ＝れいわ、社＝社民、参＝参政、無＝無所属◇新旧は、前＝解散時の議員、新＝当選歴のない人◇白抜き数字は当選回数
