夏子主演『ザ・ゲスイドウズ』2025年春公開 共演に今村怜央、喜矢武豊ら
宇賀那健一が監督を務め、夏子が主演する映画『ザ・ゲスイドウズ』が2025年春に劇場公開されることが決定し、ティザービジュアルが公開された。 【写真】『ザ・ゲスイドウズ』 場面写真 本作は、売れないパンクバンドのメンバー4人が、再起をかけて田舎に移住したことをきっかけに、人生の転機を迎えていく音楽映画。監督・脚本は、短編映画『往訪』で世界三大ファンタスティック映画祭のひとつであるポルト国際映画祭など33の映画祭に入選、3つのグランプリに輝き、さらにモントリオール・ヌーヴォー・映画祭にて特集上映が組まれるなど国内のみならず世界で注目を集めている宇賀那が務めた。 主演は、映画『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』やドラマ『366日』(フジテレビ系)に出演した夏子。パンクバンドのボーカル・ハナコを演じる。売れないバンド“ザ・ゲスイドウズ”のメンバーには、テレビアニメ『ゴールデンカムイ』第4期のオープニングテーマなどを担当した多国籍バンド・ALIのボーカルを務める今村怜央がギター、ゴールデンボンバーでギターを担当している喜矢武豊がベース、アメリカで映画監督としても活躍する、Rocko Zevenbergenがドラムで抜擢された。また、その“ザ・ゲスイドウズ”に田舎への移住を命じるマネージャーの高村役で、『ONODA 一万夜を越えて』や『辰巳』の遠藤雄弥が出演する。 さらに、劇中で“ザ・ゲスイドウズ”が歌う楽曲は作品オリジナルで、本作の主題歌にも起用された。楽曲のプロデュースは、宮藤官九郎監督作『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』の主題歌「TOOYOUNG TO DIE!」の作曲で知られるKYONOが、劇伴は“ザ・ゲスイドウズ”のメンバーにもなる今村が担当した。 伝説のロックスター、ジミ・ヘンドリックスやブライアン・ジョーンズ、ジャニス・ジョップリン、ジム・モリソン、カート・コバーン、そしてエイミー・ワインハウスらが27歳でこの世を去るというジンクスを信じて疑わない主人公・ハナコ(夏子)は、不器用でちっとも売れないパンクバンド“ザ・ゲスイドウズ”のボーカルである。アルバムが一切売れないことを理由にマネージャーからは「会社に必要ない」からと、田舎へ移住して曲を作れと命じられ、電波も通じない田舎に4人のバンドメンバーで移住することに。住民たちから土地の野菜や果物などのおすそ分けをもらいながら奇妙な生活が始まっていき、昼間は田舎の畑仕事などを手伝うが、誰にでもできるような簡単な仕事もゲスイドウズには全くできない。くたくたになりながら、作曲に苦悩するハナコに、ある日突然、転機が訪れ、徐々にハナコの作る楽曲の毛色が変わってきい人生最大の曲を作ることになっていく。 公開されたティザービジュアルには、パンクファッションとは、異なった和服をモチーフに、独特なアレンジを施した衣装に包まれる“ザ・ゲスイドウズ”の4人が写し出されている。 また本作は、カナダのトロントで毎年9月に行われるトロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門に選出。ワールドプレミア上映されることが決定した。宇賀那監督は「トロントで、日本で、世界中で、一人でも多くの方にこの映画が届くことを祈っています。まずはトロント!! 待ってろトロント!!」意気込みを語り、夏子は「みんなで作った『ザ・ゲスイドウズ』がトロントへ、そして世界へ旅立っていくのを心から嬉しく思います」と喜びのコメントを寄せた。 コメント 宇賀那健一(監督・脚本) ずっと目標にしていたトロント国際映画祭にて、とても大切な仲間たちと作った『ザ・ゲスイドウズ』のワールドプレミアが決定しました!! 『ザ・ゲスイドウズ』は僕の今までと、今の全てを込めて作ったパンクでファンタジーな愛すべき音楽映画です。トロントで、日本で、世界中で、一人でも多くの方にこの映画が届くことを祈っています。まずはトロント!! 待ってろトロント!! 夏子(主演・ハナコ) 『ザ・ゲスイドウズ』という映画ができました。この先、仕事や人生でどんなに腐りそうになっても、この撮影期間を思い出せば100%ピュアで生きていけると思います。そう、クランクアップの時に言った自分の言葉を忘れません。そんな言葉を心の底から言わせてくれる作品に出会えたことは本当に幸運です。みんなで作った『ザ・ゲスイドウズ』がトロントへ、そして世界へ旅立っていくのを心から嬉しく思います。楽しんでもらえますように。
リアルサウンド編集部